事実婚では作ったほうがいい契約書。絶対に盛り込むべき内容とは?
【おおしまりえの目指せ!デキたら婚】
恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。
結婚にはあまり興味はないけれど子どもは欲しい! そんな希望から、パートナーの仏くんと、独身のうちから妊活と結婚について考え始めるお話です。
<前回までのあらすじ>
気づけば子どもが欲しいという妊活熱が下がっているおおしま。そんなとき、仏くんから「新年号にもなるし、結婚してもいいかもね」という告白を受けました。これはチャンスと思い、結婚するか事実婚にするか、改めて制度を見直します。すると最近は、契約書を交わす事実婚が増えているとか。契約書って、一体何を書けばいいの?

事実婚をするなら、契約書は絶対に作った方がいい!前回記事では行政書士の藤縄純子先生に話を聞きながら、契約書がなぜ必要か、どのようなものかという基本について学びました。
早速ですが、契約書って実際にどんな内容を盛り込めばいいのでしょう。最低限これだけは…という前提で話を聞いていくと、いくつかポイントを教えてくれます。
「絶対入れるべきことは、まず『事実婚の目的、婚姻の意思の確認』でしょうか。婚姻の意思は内心の問題なので後日証明が難しいものです。なので契約書で確認しておくとよいですね」
事実婚の目的は絶対として、他の項目を聞くと、先生いわく「カップルそれぞれで求める内容は変わってくるので、一概には言えませんが」と前置きした上で、以下のような項目を教えてくれます。
・夫婦としての義務
・妊娠した際の子の認知、親権、戸籍等について
・医療行為同意権について
・不当破棄があった場合の当面の生活の保障
・事実婚解消の際の財産分与、子の親権、養育費、面会交流等について
・法律婚への移行の可能性とタイミング
などなど。
有事の際のお金のやり取りは大切といいます。事実婚では「相続権がない・一方的な別居となった場合の生活費の保証」などが認められていないので、それらを契約書に盛り込むこともあるそうです。
「細かく取り決めると、トラブルもスムーズに対応できますが、契約書は双方縛るものです。細かく決めれば決めるほど、あなた自身も窮屈さを覚える内容になるので、どういう事実婚にしたいのか、ゴールイメージは忘れないでくださいね」
ちなみにカップルの中にはペットの親権や「年1回の健康診断」など、オリジナリティ溢れる内容を盛り込む人もいるとか。2人の生活を2人で作る。そんなイメージで取り組めればいいですよね。

絶対盛り込むべき内容とは…

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