有村藍里の400万円整形は大工事なの?高須克弥院長に聞く
3月3日の『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)で、美容整形の一部始終を明かしたタレントの有村藍里。意外なほど共感の声が上がり、好感度がアップする結果となりました。
でも、顔の骨を6分割して輪郭を作る「骨切り輪郭形成」なんて、聞くだけで恐ろしい…! 3月20日には「費用は400万円ほど」と本人がテレビで明かしました。
――院長は有村さんについて「本人がハッピーになればそれでいい」と言ってましたね。でも骨を切って輪郭を作るなんて、美容整形の中でも大手術なんじゃないでしょうか?
高須「いや、ザラにありますよ。骨切りはウチでも40年前からやってる普通の施術です。
術後に歯の噛み合わせを調整するのが大変なんだけど、有村さんを施術した医師はよくわかってて、噛み合わせたまま歯とアゴの骨を切り離して動かしたみたいだね。
有村さんは、口元が出ていてアゴが低い以外は、本人が悩むほど問題ない」
有村藍里に限らず、最近、整形をカミングアウトするタレントが増えているようです。そこで美容整形外科のパイオニア、高須クリニックの高須克弥院長に、プチ整形ならぬ“本格整形”の昨今の事情を聞きました。教えて、かっちゃん!
骨切り輪郭形成はザラにある手術
――上下のアゴ骨を後ろにずらして、アゴ先は前に出した(オトガイ形成)ということです。 高須「骨切りで面倒な手術をする手もあるけど、プチ整形でも、パッと見では近いぐらいの仕上がりになるよ。 アゴ先にヒアルロン酸を4ccぐらい打って、前に出す。ガミースマイル(笑うと上歯茎が見える)は、上唇にボトックス注射をすると、筋肉の働きが弱くなって上唇が上がりすぎず、歯茎が見えにくくなる。前歯が出てるのは、笑うと目立つけど、すましてれば気がつかないし」 ――でも本人は、プチ整形じゃなく本格的に変えたかったんでしょうね。有村さんの悩みポイントも、よくあるパターンですか? 高須「そうだね。だいたい日本人って、鼻ペチャ、アゴなし、出っ歯の3点セットなの。体型で言うと、頭でっかち、短足、胴長がセット。でも、無理して小顔矯正とかしなくても、高い靴を履くだけで、脚が長く見えて頭も小さく見えるでしょ。 それと同じで、鼻ペチャ、アゴなし、出っ歯も、鼻先とアゴ先だけ高くすればバランスが良くなることもある。横顔で、鼻先・下唇・アゴ先が一直線になる『Eライン』が美人の条件ですから。 全部直すほうがスゴい医者みたいに見えるけど、本当は、ちょこっとだけ直して美人にする医者のほうが腕があるんだよ」
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