ネコを飼うと結婚できないって本当ですか?
<みきーるの女子マインド学>
あるとき、アラサーの女性から「ネコを飼うと結婚できなくなるって本当ですか?」と相談されました。
たしかに、「ひとり暮らしでネコを飼うと縁遠くなる」というのは、よく聞く話です。これが犬なら、「散歩をきっかけに彼氏候補と出会ったり、むしろチャンスが増えるんじゃ?」なんて言われたりもするのに。
さらに、「ネコを飼った上にマンションも買うと、ますます結婚が遠ざかる」などとダメ押しされたりもしますが、いずれにしろまったくの言いがかり。単にライフスタイルがしっかり組み上がるので、「ひとりでも平気そう」とか、「男の入るスキがなさそう」というイメージで見られてしまうだけだと思います。
結論から言うと、ネコと暮らしている女性が縁遠くなるとは限らないし、私の知る限りは、逆に動物好きで価値観の合うパートナーと結ばれる例が多いです。彼女たちのパートナーさんに話を聞いてみました。
「妻は付き合う前から2匹のネコと暮らしていました。おっとりしてのんびり屋の彼女ですが、ネコのことになるときびきび世話をして別人のよう。まず、そのギャップに惹かれました。それで、ふたりでキャットタワーの修理をしたり、フードの買い出しに行くうち、自分にも父性が芽生えまして……(笑)ほどなく結婚しました」(アキオさん)
妻とネコたちとリビングでくつろいでいるだけで死ぬほど幸せ! というアキオさん。ネコがいなければ、結婚を考えるまでもう少しかかったかも、ということです。
「自分もネコ好きなので、最初は妻がインスタに上げていたネコの実物を見たくて、彼女の部屋に寄りました。そうしたら目当てのネコにすっかりなつかれ、もうメロメロに(笑)。部屋もきれいに保たれていて、『ちゃんとしてるんだな』と思いましたし、ほどなく自分の部屋を引き払って同居、結婚に至りました」(マサタカさん)
マサタカさんの奥様は分譲マンションでネコと暮らしていたので、「“ネコと部屋目当てに結婚した”とふざけては、彼女にしかられている(笑)」そう。今は住宅ローンはマサタカさん、ネコのフードやネコ砂、病院代などは奥様が分担しているとか。
ネコは、女性を縁遠くするどころか、素敵なキューピッドにもなってくれるのです。
ただし、それは“正しくネコと暮らせる資格をもった人”に対してのみ。
ネコの命を預かり、家族として大切に育むには、それができる環境、経済力、精神的余裕などが必要です。
「可愛い!」「インスタに上げたい!」といったファッション感覚で手を出す、ワクチン接種や健康診断を怠る、トイレや食事の世話を満足にしない、身勝手に家を空けるなど、ネコをないがしろにする行為は絶対に許されないし、心から慈しむ覚悟がなければ、ほしがるべきではありません。
「“飼う”つもりはない。一緒に“暮らして”もらえたら」という気持ちで迎える準備ができているなら、ネコとの日々は、よき恋をも呼び寄せるように思います。
<文/みきーる>
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みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』