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“メンヘラ製造機”男にハマって心身ボロボロ「でも抜け出せない…」

 注目を集めている今期ドラマ『凪のお暇』(TBS系/毎週金曜・夜10時)。少し前の回になりますが…第4話で黒木華演じる凪と隣人のゴン(中村倫也)が急接近。その頃、凪の元彼の慎二(高橋一生)はゴンのクラブ仲間・エリィ(水谷果穂)から「ゴンは付き合った女の子をダメにしてしまう、“メンヘラ製造機”」という話を聞かされます。
 ゴンのようなダメ男と分かっているのについハマってしまう女性は意外と少なくないようで、同じく“メンヘラ製造機”にハマってしまったことがあると語るのは田中サユキさん(仮名・30歳)。サユキさんは22歳のとき、歌舞伎町のバーで知り合ったバーテンダーに恋をしてしまったといいます。

“誰に対しても”気さくで人気者なバーテンダー

「彼、カズマ(仮名・21歳)は地元・九州から上京してきたばかりのバーテンダー。見た目はまぁ垢抜けてはいないんですが、可愛らしい顔でした。性格も都会に擦れている感じもなく気さくでバーでも人気者でしたね。そんな性格のせいか、歌舞伎町に疲れた女性客にはモテていたようです。カズマ自体も誰に対しても同じ態度で『来るもの拒まず』だったので、そんな彼に対して病んでしまう子も多かったみたいです」
バーテンダー

写真はイメージです(以下同じ)

 絶対好きになってはイケナイと頭では分かってていても、自分もその内の1人になってしまったというサユキさん。そんなカズマさんに、しょっちゅう振り回されていたといいます。 「カズマはお酒が弱いくせにとにかく飲むのが好きだったんです。酔っ払って喧嘩とかはしないんですが、店の裏に置かれているビールケースに酔っ払って体当たりして怪我したり。そんな人なので、どこか放っておけなかったんですよね。あと彼の仕事帰りに会う約束をしているのに、酔っ払ってブッチされることもしょっちゅう。彼のシフトは夜3時までだったのですが、私が終電で歌舞伎町に来ても連絡が来ないとかもよくありました。連絡しても返ってこないし、家にも帰れないので1人でネットカフェで過ごしたことも……。  その内、『どこかで他の子と遊んでいるんじゃ』と考えるようになってしまい、私もどんどん病んでいきましたね。そのクセ、当の本人は全く気にしていなくて。翌日の昼頃に『昨日、潰れて寝てたー!』とあっけらかんとした電話が来るんです。もう、たまったもんじゃありませんよ(笑)」

“イイ奴さ”に抜け出せなくなっていく

 それでも、潰れるまで頑張って飲む姿勢がバーの先輩ウケは良かったというカズマさん。サユキさんは、そんな彼にますますのめり込んでいったといいます。 「ハッキリ言って女性ウケは最悪だったと思います。約束は守らない、連絡が取れない、他の女の子の影がある。でも本人に悪気はナイし根は『イイ奴』なので、他に遊んでいる女の子がいたとしても彼の人間性を信じちゃうんですよね。あと、会っても毎回セックスをするわけでもないので『遊び目的』という感じでもないんです。 依存する女性 悩みとかも真面目に聞いてアドバイスしてくれるし、私が身体を求めたらセックスもしてくれる。カズマはそれに答えているだけで、そういう関係の女の子が何人もいたんだと思います。しかも、カズマ自体はそういう子達に対して全く負担だと思っていないんです。女の子達がどんどんのめり込んで勝手に病んでいく、まさに“メンヘラ製造機”でしたね」
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サユキさんの目が覚めたキッカケとは?
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