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40歳で「ママ、パパ」と呼ぶ一人っ子女性。結婚しても実家がいい、という大問題

 結婚後に価値観の違いが発覚することはよくありますが、それが自身の長年の実家暮らしが原因で生じることもあるようです。 「子供が欲しくて結婚したけれど、もう夫のことが嫌いなんです」
離婚するのはプライドが許さない

写真はイメージです(以下同)

 そう話すのは神奈川県のPR会社に勤める谷田エミさん(仮名・40歳)。昨年結婚したばかりという谷田さん夫婦ですが、一体何があったのでしょうか。

お見合いパーティーで出会った男性と結婚

「出会ったのはアラフォー限定のお見合いパーティーです。私は1人っ子なのですが、すぐにでも子供が欲しくてそれを条件に結婚できる人を探していました。夫は私より3歳年上なのですが離婚歴もなくて、うちの親がバツイチの男性は絶対にNGだったので条件的にはピッタリだったんです」  性格などはあまり重視せず、条件だけで結婚相手を選んだというエミさん。その後1年の交際を経て、昨年入籍とともに同居を開始。しかし、エミさんはこれまでずっと実家暮らしで、1人暮らしや誰かと同居の経験が1度もなかったといいます。それゆえ、夫に対して様々な違和感を感じているというのです。 お見合いパーティーで出会った男性と結婚「まず、朝はこっちが挨拶すれば『おはよう』と言ってくれるんですが、夜は『おやすみ』とか一切言ってくれないんです。普通、寝るときって『もう寝るね』とか『おやすみ』とか言うじゃないですか。それなのに夫はその一言さえ言わずに気付いたらベッドで爆睡しているんです。正直、信じられないですよ」

構われることが当たり前

 エミさんが怒るのには理由があります。というのも、実家ではずっと両親がエミさんに構ってくれたから。 「家ではママが必ず『エミ、ご飯食べる?』『お風呂入る?』『エミ、おやすみ』とすべて話しかけてきてくれていたんです。私が外で飲んでいるときも電話してきて『ご飯はいるの?』と聞いてくれていました。  もちろんパパも同様で私が家でご飯を作ると『ありがとう』『おいしい』と言って褒めてくれました。それなのに夫は私がご飯を作っても『ありがとう』の1つもないんですよ。お互い仕事しているのでご飯は分担制なのですが、私は夫がご飯を作ったときはちゃんと『ありがとう』と伝えているのに……」  「おやすみ」や「ありがとう」を言わない夫も悪いですが、エミさんの不快感は普通の女性よりずっと大きかったのです。  また、他にもこんな不安もあるといいます。
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子供ができる気配がしない…
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