婚前交渉NGの相談所で出会った夫。結婚後「子作り」を毎晩求められ苦痛…
SNSで“一人ではない”アピールが目に付いた時に“今すぐというわけではないけれど、一生一人は嫌だ…”と感じてしまう適齢期の女性も多いのではないでしょうか?
そんな気持ちで令和婚を目指し、婚活に励んだという斎藤朱莉さん(仮名・34歳)。
望み通り、35歳までに結婚するという願いを叶えることができましたが、結婚後に、思いもよらぬことが起こったそうです。

朱莉さんは、医療系の専門学校を卒業後、言語聴覚士の資格を取得し、総合病院のリハビリ科で働いています。周りの看護師や、専門スタッフを見ていると独身の女性も多く、“このままでは私も、未婚のままかもしれない…”と危機感を持ちました。
「友人の紹介で会社員の人と付き合ったこともあったのですが、休みの日など時間があわず、気づけば30代はずっと彼氏ナシだったんです…。どうしても、35歳までに結婚したかったため、高額ではあったのですが、結婚相談所の婚活サービスを利用しました」
彼女自身にも収入があるため、男性の収入やステータスよりも、価値観や人間性などを重視して相手を選んでいったそう。
「結婚相談所では、結婚を前提としないと婚前交渉がNGとされていました。なかには、体の関係を急ぐ人や、成婚料を払いたくないために、『別れたことにして退会しよう』とうながす人もいました。
でも結婚した彼は、結婚相談所を通じたやりとりを嫌がらず、のんびりとお付き合いできたところが、安心できたんです」
朱莉さんが決めた相手の男性Kさん(仮名・36歳)は、通信事業を手掛ける企業で、サポートデスクの仕事をしていました。
やや小柄で、少しメタボ気味の外見でしたが、パソコンの修理や、インターネットなどの電子関係に詳しく、朱莉さんの家電購入の相談にも乗ってくれました。そして、“この人ならば、うまくやっていけるかもしれない”と感じました。
「正直言って、20代だったらつきあっていなかったかもしれないのですが、お互い、結婚を前提としたお付き合いだったので、恋愛に派手じゃないところが安心できたんです」
結婚相談所で知り合ってから、ほぼ一年後に入籍。入籍するまで、奥手気味の朱莉さんと、Kさんは節度を持った付き合いをしてくれたそう。
「私が嫌がるときは、キスや、抱きしめるだけで何もしないで過ごすこともあったんです。しばらくは恋人同士のような付き合いをしたかったので、子どもはもう少し経ってからでいいかなと思っていました」
けれども、朱莉さんの思惑は外れます。
「実は、結婚までは必ず夫は避妊に協力をしてくれていたんです。無理やり体を求めてきたりも、まったくしませんでした…。でも入籍したとたん、突然スイッチが入ったように、いっさい避妊をしないようになって驚いたんです」

婚前交渉NGの結婚相談所で安全な婚活
入籍すると、毎晩のように体を求められ苦痛

1
2