
術後2ヵ月 爪の幅は狭くなったけれど、食い込みがなくなり痛みとおさらば!
フェノール法では両端を取り除くので、爪の面積は狭くなります。でも、もともと丸まって正面からは見えなかった部分なので、術後の見た目にも違和感はありません。そして、
切除した部分は本当に爪が生えてこないんです。ストッキングを穿いて圧迫されても、まったく痛くありません。
術後は毎日患部をきれいに保ち、洗うつど薬を塗布します。1ヵ月ほどは患部からわずかに透明な滲み出し液が出るので、筆者は薬を塗ったあとに絆創膏でカバーしていました。

術後の経過観察として、施術から2週間後と1ヵ月半後の2回、診察があります。
1回目の診察では視診と患部の清掃、インソールの受け取り、2回目は視診とインソールの調整に加え、
かさぶたのようになった部分を削ってきれいにしてもらい、問題がなければ終了になります。
手術から2週間後の診察では、施術の前に型取りをしたインソールも受け取ります。
履いていったスニーカーのインソールと入れ替えて歩いてみると、親指全体で地面を踏む感触があり、これまで負荷が不均一だったことを、身をもって実感しました。
インソールを受け取る際に注意したいことは、次の2点。
・インソールが外せるタイプのスニーカーを履いていく
インソールを入れ替えてフィット感などを確認するので、外せるタイプの靴を履いていかなくてはいけません。
・少しゆとりのある靴を選ぶ
インソールを入れることで崩れた骨格が整えられます。それにより足の甲が高くなるので、ジャストサイズの靴だと足が窮屈になってしまいます。筆者は帰宅途中で耐え切れずインソールを外してしまったのですが、大きくて履かずにとっておいたスニーカーに入れ替えたところ、ちょうどいいサイズになり、歩きやすくなりました。

インソールは左右1セットで5万円ほど。受け取り時に支払いが必要ですが、足の状態によっては保険が適用されるので、会社や役所へ申請すると後日差額が戻ってきます。
3割負担の筆者の場合、実質15,000円程度で特注インソールを購入できました。

なお、インソールを入れることで歩くときに使う筋肉も変わるらしく、「
人によっては筋肉痛や腰痛を起こすこともあります」と義肢装具士の方の説明がありました。その言葉通り、筆者はおしりから太ももの裏側にかけてとふくらはぎが筋肉痛に。これまでよほどゆがんでいたのだと、これまた実感せざるを得なかったのでした。
ただ……。比べていないので正確にはわかりませんが、脚の形が前より少しすっきりしたような!?
インソールのサポートで正しい歩き方ができるようになったことで、変に張り出していた筋肉や脂肪が改善されたのかもしれません。