Q2. 冷凍野菜を使うと、シャキッとせず柔らかくなります。
A2.「加熱しすぎている可能性があります」
冷凍の野菜を使うと、なんとなくヘナヘナで柔らかすぎたり、水っぽくなったりしがちに。
山本「冷凍野菜の多くは下茹でをしてから急速凍結します。生鮮品の加熱を10としたら、冷凍野菜はすでに8くらいまで済んでいる状態。つまり、
残り“2”の分だけ加熱すればいいのです」
加熱時間を短くすれば、ほうれん草もシャキッとするそう。短い時間で徐々に加熱していくと安心です。
Q3. 冷凍むきえびが霜だらけで、調理すると水っぽくなります。
A3.「霜ではなくわざとつけている氷の膜。水をかけて取り除きましょう」

冷凍魚介類をそのまま調理すると、水っぽくなりますよね。
山本「霜に見える氷は『グレーズ』といって、乾燥や酸化を防ぐためのもの。
水やお湯をかけて取り除き、表面の水分をキッチンペーパーなどでしっかり拭いてから調理しましょう。このひと手間で、プリップリのえび料理ができますよ」
あの氷はわざとだったのですね! 今度からしっかり取ってプリプリのえびの食感を楽しみます……!
緊急事態宣言は解除されましたが、まだしばらく続きそうな「STAY HOME」の生活。本格的に暑い季節になる前に、まずは保冷バッグをゲットして、冷凍食品と上手に付き合うための準備をしておきましょう!
【冷凍食品ジャーナリスト 山本純子】
冷凍食品報道に携わって38年。「冷凍食品新聞」編集長、主幹を経て2015年独立。以降ネット媒体「エフエフプレス」を運営し、冷凍食品の商品情報、業界情報を消費者向けに発信している。
<取材・文/関由佳>
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筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。
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