活発でおてんばな見習い魔女、キキが3位にランクイン。本物の魔女になるために訪れた街で、ときに失敗しながらも奮闘する様子は青春時代を思い起こさせます。ユーミンが歌う主題歌「やさしさに包まれたなら」もまたいいんですよね。 「自分も魔法使いだったらって思う映画です。普通の女の子の悩みや思い、切ないけど楽しくて元気が出ます」（36歳/専業主婦）。そう、これぞジブリです。 「誰がなんと言おうと、ナウシカは全世界、そして史上最強のアニメキャラだと思います」（39歳/専業主婦）。見る者を熱い気持ちにさせるのが2位のナウシカ。殺された父に代わって部族の長となり、戦いでは身を呈することもいとわない責任感の強い少女として描かれています。「心が優しくて勇敢、頼りになる姫様です」（41歳/会社員）と、女性たちの憧れです。 　ナウシカは自然や文明の破壊を批判した作品。宮崎駿監督は後年、こんなコメントをしています。「（上映された1984年頃は）日本が（好景気で）浮かれた時代。それにかなり頭にきていた。経済はにぎやかだが、心の方はどうなんだという思いで作った」。 　それはファンにしっかり伝わっているよう。「環境問題が叫ばれている今の時代にまた見るべき作品」（35歳/無職）という意見にうなずく読者も少なくないことでしょう。 　僅差で1位になったのは、トトロ（大中小含む）。「ジブリといえばトトロ！ って言えるくらい大好き。どこかにいそうと思わせてくれる身近な存在」（41歳/会社員）、「お腹に乗ってみたい」（43歳/無職）などの声が集まりました。 　どんぐりが大好きなこの不思議な生き物の正体については妖精、ミミズク、死神（ジブリ側は公式HPで否定）などと様々な噂があります。まあなんであろうと、疲れた大人を癒す“モフモフ”に違いありませんし、子どものときに会ってみたかったなとちょっぴり切ない気持ちにもさせてくれるキャラです。「最新版が上映されることに期待」（43歳/パート・アルバイト）という声が上がっていることですし、ジブリさんここはひとつ、続編をお願いできませんでしょうか。 　トップ10圏外をみてみましょう。11位（得票率14％）には『もののけ姫』のヒロイン・サンと、『千と千尋の神隠し』の主人公・千尋が入りました。「千尋に外見が似ている」（43歳/自由業）とシンパシーを感じる人も。ちなみに、湯婆婆の銭湯で働く美少年で川の龍神であるハクは13位（同13％）でした。 　14位（同10％）は『借りぐらしのアリエッティ』のアリエッティ、『崖の上のポニョ』のポニョ、『天空の城ラピュタ』のドーラとなりました。それにしてもジブリのキャラクターはどれも魅力的。童心に返るために、次の休みに映画館に足を運びたくなりました。 【調査概要】 調査会社：株式会社リサーチプラス 調査日：2020年7月10日 調査対象：全国の35歳～44歳女性100人 ＜文／女子SPA！編集部＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】