今すぐやめるべき“老ける習慣”4つ。「家では保湿だけ」も実はNG
若い頃は大人っぽく見られるのが嬉しいものですが、ある一定の年齢を超えると実年齢よりも年上に見られると複雑な気持ちになりますよね。
今回は、知らぬ間にやってしまっているかもしれない「今すぐ止めたほうがいい“老ける習慣”」について、働く女性の生活をモデルに、聖心美容クリニック統括院長・鎌倉達郎医師に解説してもらいました。
――コロナ対策で毎日マスクを付けていますが、これは老けに関係しますか?
鎌倉:マスクをつけること自体は問題ありませんが、正しいつけ方をしないと肌トラブルの原因になります。例えば、マスクをきつめにつけると、その摩擦により肌のバリア機能が低下します。バリア機能が低下すると、肌の水分が蒸発し、カサカサと乾燥しやすくなるのです。すると紫外線などの外部刺激にも弱くなるため、肌のくすみやシミにもつながります。
――きちんとサイズの合ったマスクを着けて、摩擦がなるべく起きないようにすることが大切なんですね。
鎌倉:きつすぎず、緩すぎないように紐を調整するといいでしょう。また、周りに人がいないときは、マスクを外して過ごすといいですよ。
――仕事中の行動では何かありますか?
鎌倉:長時間のパソコン作業では、目が疲れてくるとついつい眉間を寄せてモニターを見がちですが、眉間のシワが癖になってしまい老けた印象になります。また、疲れて重いまぶたを引き上げようと額の筋肉に力が入ると、額のシワの原因になります。1時間に1回は目を閉じたり・遠くを見るなどして、目を休めてあげましょう。休憩時間に温かいタオルをあて、目の疲れをとってあげるのも良いと思います。
また、デスクワークが長時間続くと下半身のむくみや、肩や腰の痛みにつながります。同じ姿勢のままでいると筋肉を動かさない時間が続くため、血行が悪くなるからです。お茶を汲む・軽く伸びをする、などでも良いので、意識して立ち上がる回数を増やしてみてください。
――頻繁に身体を動かすことが大事なのですね。デスクワークといえば、パソコン画面から出るブルーライトも良くないと聞いたことがありますが、本当ですか?
鎌倉:その通りです。ブルーライトは目に悪いだけでなく、肌の日焼けの原因にもなるのですよ。ブルーライトカットのメガネをして目を護ったり、日焼け止めを使用して肌のトラブル対策をすることをおすすめします。
1.サイズの合わないマスクを着ける

2.長時間、座ったままでパソコン作業
