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ジップロックを使った“冷凍・解凍のやり方一覧”が超便利。メーカーに聞いた

フリーザーバッグに大切なのは密封性と素材

――サランラップのみはNGではなく、あくまで推奨ということですね。では、ジップロックフリーザーバッグは、100均などで買える安いフリーザー袋とはどこが違うのでしょうか。 「ジップロックフリーザーバッグは、特にジッパー部分に優れた特長を持っています。  まず、Open tabという段違いの耳の部分がついているため、開け口に指がかかりやすくなっています。さらに、2種類の異なるジッパーを採用することで、密封性の高さ(密閉ジッパー)と閉まったことが実感できる仕様(ウルトラジッパー)を実現しています。  そしてバッグ自体の素材が厚手のため、食材を酸化や乾燥から守ることができます」
(画像:旭化成ホームプロダクツ提供)

(画像:旭化成ホームプロダクツ提供)

――確かに、言われてみれば開け閉めするときの感覚に違いはありますね。素材が厚いのも納得。汁ものを入れた時の安心感が段違いなんですよね。ジップロックフリーザーバッグは最近リニューアルされたそうですが、どこを改良されたのでしょうか? 「開閉する箇所にあるタブには、従来も線上の滑り止めを付けていましたが、今回のリニューアルでは、そこに細かい凹凸をつけることでより滑りにくくなりました。キッチンシーンで濡れた手で使う場合、冷凍室から出して水滴や霜がついてしまった場合の使いやすさを向上するために改良しました」

サランラップは防災にも役立つグッズだった

――最後に、冷凍保存以外でのサランラップやジップロックの意外な活用法があれば教えてもらえませんか? 「サランラップは『食品包装用ラップフィルム』なので、冷凍保存に関わらず、食品保存全般にお使いいただけます。  また、実は各社電子レンジの取扱説明書では、耐熱温度140度以上のラップの使用を推奨していることをご存じですか。サランラップは耐熱温度が140度なのでレンジ加熱にも安心してご利用いただけます。  さらに『サランラップに書けるペン』を使ってサランラップにイラストやメッセージを書くことによってコミュニケーションツールとして活用していただくこともご提案しています。  最近では防災に役立つグッズとして活用されていることが多くなってきており、弊社としておすすめの活用術 をご紹介しています。  また、ジップロックでは、傘のシェアサービス『Ziploc RECYCLE PROGRAM』 を開始しました。これは使用済みジップロックを回収し、別のプラスチック製品に作り替えることで廃プラスチック問題の解決に貢献する活動です。ぜひ、ご活用いただければと思います」  身近すぎてよく知らなかった、冷凍保存やレンチンの基本。冒頭の冷凍保存チャートは、DLプリントして冷蔵庫に貼っておくのもオススメです。 <文/もちづき千代子> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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