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謎の“UFO住宅”がなぜ群馬県に?ビックリ建築の正体を追う

1970年代、軽井沢の別荘として2軒が輸入された

――どうしてこの学校に貴重なUFO住宅が置かれているのでしょうか? 「70年代初頭、軽井沢の別荘として2軒のフトゥロが日本へ輸入されたそうです。そのうちの一軒を、あるデザイン雑誌が買い取り、2000年に東京で実物展示を行っていました。その展示の後、誌面で“フトゥロを500万円で売ります”と告知をしていたんですね。それを生徒のためにと思って購入しました」
フィンランド製UFO型住宅フトゥロ

フェリカ建築&デザイン専門学校の仲川孝道校長

――生徒さんのために、ですか? 「うちの専門学校は独自のカリキュラムを持っています。4年制なんですが在学中に実際の家を一軒、授業で本当に建ててしまうんです。理論というよりは実学優先。そんな生徒たちに、過去にはこんな興味深い家が作られたんだよ、という貴重なデザインの実例を見せたい、刺激になれば良いと考えたわけです」
フィンランド製UFO型住宅フトゥロ

一般公開はしていないが、通常、秋の学園祭では内部見学ができる

7-8人の教員が、4日がかりで組み立てた

――UFO住宅を購入してみていかがでしたか? 「組み立てに7~8名の教員で4日間かかりました。まあ、その辺は私たちもプロなので問題なかったのですが、本当はフトゥロを校舎の屋上に置きたかったんです。でも重たくて断念しました。クレーンで持ち上げたら支えていた鉄骨が曲がってしまった(笑)。  あと、気を付けたのは安全面。台風などで飛ばされないよう、コンクリート製の排水桝に脚を置いて、セメントで固定しました」
フィンランド製UFO型住宅フトゥロ

専門学校に置かれたフトゥロの内部空間

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キッチンやベッドも宇宙船っぽい
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