Fashion

人気スタイリスト・亘つぐみさんに聞く 「服選び&着こなしのマイルール」

マイルール(1)ポイントをひとつ決めて、あとは引き算で

――したいことをするうえで、「これだけはハズさない」というファッションにおける“マイルール”はありますか? マイルール(1)ポイントをひとつ決めて、あとは引き算でその日のファッションのポイントを最初にひとつ決めるということですね。たとえば、『今日は赤のトップスが着たいからほかは抑えめにして、メイクもベージュ系にしてトーンを落とそう』とか。全部をしたいようにするとトゥーマッチに見えちゃうんですよ」 ――「今日は絶対にコレ!」というものに照準を合わせ、ほかを減らしたり足したりするんですね。 基本的には引き算がいいと思います。削ぎ落としたほうが美しく見えたりセクシーに見えたりすることが多いので」 ――センスに自信がないとつい盛っちゃうんですよね……。「流行ってるからコレも付けておけば安心」という感じで。 「ダメダメ。メイクだって、『肌にハリがなくなってきたから』と厚化粧をするより、あえてすっぴん風メイクをしたほうがキレイに見えたりするでしょう? それと同じですね」

マイルール(2)パンツもスカートも“丈感”を大事にする

「それからもうひとつ、ボトムスの丈感を必ず調整しています。たとえばパンツなら、足首が見える長さにするか、ちょうど隠れる長さにするかという違いで、垢抜けた感じになるかならないかが決まったりするので」 マイルール(2)パンツもスカートも“丈感”を大事にする――微妙な長さの調整が大事なんですね。 「地味だけど、すごく大事。スカートだって、長さひとつで寸詰まりな感じに見えることもあれば、逆にスマートに見えたり足が長く見えたりすることもある。一般的に日本人は背が小さくて足も短く見えがちなので、足が長く見える丈を意識するのがいいと思います」 ――確かに、ロングのフレアスカートとかで寸詰まりな感じに見えちゃっている人がいますね。 「みなさん、足の長さの見え方をあまり意識してないですよね。ロングのスカートを地面すれすれの長さで履いてる人もいれば足首が見える長さで履いてる人もいますけど、自分に合う長さが必ずあるんです。日本人の場合は靴がちゃんと見える長さが合うことが多いですよ。ショートブーツを合わせたときに全部見えるとかわいいですしね」
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亘つぐみのマイルール(3)
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