Fashion

人気スタイリスト・亘つぐみさんに聞く 「服選び&着こなしのマイルール」

マイルール(3)服を着こなすために服を着たおす

――ほかにも何かありますか? お気に入りのコーデがあったら、それをとことん着たおすようにしています。服って着たおさないと着こなせないんです。急に着ても馴染まないんですよ」 ――着慣れていないとこなれた感じが出ないんですね。 マイルール(3)服を着こなすために服を着たおす「そうなんです。最近はセットアップがお気に入りなので、おしゃれに着こなしたくてセットアップばっかり着てるんですよ」 ――セットアップってラクですけど、ヘタするとパジャマみたいに見えちゃう難しいアイテムですよね。着こなしのコツってありますか? 「だらしなく見せないことですね。たとえばフード付きなら、紐をちょっと絞ってフードを立たせるとか。そうすると首回りがだらしなく見えず、小粋な感じになるんです。着たおしていれば、そういうちょっとした着こなしのテクニックが見つけられるようになってきますよ」

大好きな「ボディウェア」でのおしゃれを提案!

――亘さんは〈TW〉というボディウェアのブランドを立ち上げたそうですが、それも「自分の着たいもの」という発想から生まれたんですか?
大好きな「ボディウェア」でのおしゃれを提案!

〈TW〉

「そうですね。ボディスーツが大好きで、日本にはいいのがないので作っちゃったんです。以前は海外に行くたびに買ってたんですけど、やっぱり日本人の体形には合わないので」 ――確かに日本では馴染みがないですね。
ルームウェアや外着としても着られる

〈TW〉

「着てみたらハマりますよ。フィットするので動きやすいし、暖かいし。しかも、〈TW〉のボディウェアはおしゃれなデザインを揃えたので、ルームウェアや外着としても着られるんです。家でリラックスして過ごせて、そのまま上着を着れば外にも出られるってラクチンじゃないですか? さっとデニムを履いてジャケットを羽織ったりしてね。素材感があるのでTシャツより見え方もきれいですよ」 ――まだ長い時間を家で過ごす日々が続きそうですし、それは便利ですね。 「これからの時代、女性ももっと自由であるべきだし、もっと解放していくべきだという想いもあって作ったんです。『ボディウェアで外出!?』なんて思わず、快適におしゃれを楽しんでほしいですね」 【亘つぐみ(わたり・つぐみ)】 東京生まれ。スタイリスト。「VOGUE」「ELLE」「HERS」etc…の雑誌、写真集、広告やCM、映画・ドラマ、ビジュアル制作・ディレクション、ファッションショー、ブランドプロデュースなど、その活動分野は多岐にわたる。著書『女らしさはけせない』では女性らしく輝き続ける方法を伝授。2021年春には自身がディレクションするボディウェアブランド「TW」がデビュー。Instagram:@tsugumiw、YouTube:Tsugumi W <取材・文/持丸千乃 写真/林紘輝>
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