使用感はというと……。 「スクラブ粒子が大きい！」、です。結構な粒々感があって、唇にビッチリとつきます。 　普段リップクリームを塗るときのように横に滑らせるというよりはクルクルと小さな円を描くように優しく小刻みにつけてあげるとムラなく、刺激も少なく使えるかな、と。 　そしてこのスクラブ粒子はしばらくすると溶けて唇に馴染んできます。このあたりからしっとりうるおう感じ。 　実は筆者、香りが強いリップクリームや口紅などが苦手なのですが、シュガーミントの控えめでスッキリ感が強過ぎず、かといって甘過ぎない香りは「ちょうど気にならないくらい」、で使いやすかったです。 　Beforeは唇の縦じわが目立ってカサカサしていますが、Afterはツヤが出てふっくら。唇の血色も若干ではありますが良くなっているように見えます。 　保湿力が高いリップクリームだとカスが出たり、ベタつきが気になったりするのがこの「キス シュガー スクラブ」はそれがなく、だけどうるおうところも◎。 　週に1～2回、マスクを長時間着用するときや眠る前に使用しているのですが、ごわつきや皮むけが気にならなくなったように感じます。手で触れたときにスルスル滑るこの感じ、久しぶりです（※個人の感想です）。 　ただし、スクラブですので、唇の荒れが酷いときや痛みがあるときなどに使用するとトラブルを悪化させる恐れがあるので気を付けてくださいね。唇は肌とは違って皮脂腺も汗腺もなく、バリア機能がありません。つまりは、ダメージを受けやすいパーツだということです。 「マスクを着けているから」、とちょっと荒れていても放置されがちなパーツではありますが、だからこそいざ外したときにふっくら艶やかな唇ってお手入れが行き届いている感じがして素敵。 　ポーチに忍ばせておいても邪魔にならないスティック状、そしてくり出し式で片手でササッと使えるので「唇、ヤバいかも」、というときのために持っておきたいなと思いました。 ＜文／高木沙織＞