吸水後、スイッチを押すだけの炊飯器と比べても、加熱を2回に分ける手間がかかるくらいでそれほど面倒なことなく無事炊き上がりました。 　まずは見た目。こちらも炊飯器で炊いたものと大きな違いは感じません。ツヤッツヤに輝いています。 　熱の通りが均等なので、お米の粒もそれぞれがまんべんなくしっかりふっくら。マグのなかでは混ぜにくいので、しゃもじを入れてササッと軽くほぐしてから茶わんへ。 　これ「電子レンジで炊きました」、と言わなければ分からないですよね。 　ご飯は水っぽくもなく、硬くもなく、適度にモチモチとした炊き上がり。お米の甘味も感じられるし、いつも通りの美味しい白ご飯です。 　食べる分だけ茶わんに移し、残りはフタをして「炊飯マグ」のなかでキープしておけば最後までホカホカの状態で食べ終えることが出来ました。 　実を言うと、炊飯マグで美味しいご飯が炊けるわけが……と密かに思っていましたが、文句なしの出来上がりです。 　炊飯器を買おうか迷っている方がまわりにいたら、まず「これいいよ！」と勧めるでしょう。 ＜文／高木沙織＞