肝心な着け心地はというと。アウター部で覆うことでマスクが顔によりフィットして、まるで両手で下からキュッと優しく包み込みながら持ち上げられているかのようです。 　それでいて立体構造になっているので、鼻と口もとにはスペースがあって呼吸はラク。会話をするとき、顔の下半分が固定されている感がややありますが不自由ではないかな、といった程度。むしろ、普段力が抜けてダラッとしているこの部分に意識が向いてイイ！ 　半日ほど着けて過ごしたのですが、この意識付けもあってか適度な緊張感でいつものように表情が緩んでいなかったのは嬉しいですね。 　あと、頬やあご、耳にかける部分はシームレス（縫い目がない）ので、顔にフィットするけれど痕はつきにくいみたい。 　カラーはネイビー、ブラック、ベージュ、グレージュの4色で、どれもオシャレです。 　美容機器は値段が張るけれど、このマスクならお財布に優しく「メディリフト」の発想から生まれたリフトケアを気軽に取り入れられるので、ちょっと得した気分。 　手洗いOKで繰り返し使えて、紫外線を98％以上カットしてくれるそうなのでこれからの季節の普段使いにもよさそうですよね。 　最後に……、インナー部とアウター部は順番に着けましょう。一緒に着けようとすると、こうなります。 　ねじれてうまく着けられない。それに、しっかりフィットしなくて引き上げ感が得られにくくもなります。 　ひと手間加わりますが、フェイスラインにアプローチしてくれるのなら全然アリでしょう。 ＜文／高木沙織＞