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英女王も大ショック。ヘンリー王子の「父に苦しめられた」発言が波紋

 3月の爆弾インタビューをはじめ、ここ最近、イギリス王室への批判的な発言が目立つヘンリー王子。先日出演した米番組でも、英王室での出来事を赤裸々に語ったうえ、父チャールズ皇太子の子育てを公然と批判した。そんなヘンリー王子への風当たりがますます強まるなか、エリザベス女王(95)が孫のコメントに心を痛めていると伝えられている。

父チャールズ皇太子の子育てによって「痛みと苦しみを経験」

Bangshowbiz20210525

エリザベス女王

 今月、立て続けに米番組に出演したヘンリー王子。番組の中で、母ダイアナ妃が亡くなって以降の苦しみと葛藤、メーガン妃と結婚してから英王室を離脱するまでの出来事などを赤裸々に明かし、物議を醸すことに。  なかでも波紋を呼んだのが、今月中旬に出演した俳優ダックス・シェパードのポッドキャスト番組『アームチェア・エキスパート』での発言だ。ヘンリー王子は番組のなかで、父チャールズ皇太子の子育てによって、「痛みと苦しみを経験した」と告白。そのうえで、「父も子供時代に同じ経験をした」と語り、「そのように代々受け継がれている負のサイクルを、自分は断ちたいと思った」と打ち明けた。  その後、自らプロデューサーを務めるApple+ TVの番組『The Me You Can’t See』に出演したヘンリー王子は、あらためて父の子育ての方針に強い憤りをあらわした。 「若かった頃、父からよくこう言われました。『私がそうだったんだから、おまえもそうなるんだよ』と。」  父の言葉に反発を覚えたというヘンリー王子は、番組MCのオプラ・ウィンフリーに向かってこう力説した。 「(父の言葉は)意味が分からないですね。親が苦しんだからといって、子供も同じ苦しみを経験するわけではない。むしろ、その逆であるべきです。親が苦しんだのであれば、子供に同じような経験をさせないために、親が最善を尽くすべきです」

エリザベス女王は孫の発言に心を痛めている

 ヘンリー王子が苦しみと痛みを感じた子育てがどんなものだったのか、詳しいことは明らかになっていない。一説によると、チャールズ皇太子は幼い頃、即位したばかりのエリザベス女王に代わり乳母に育てられ、さらに将来の国王候補であることから、非常に厳しく育てられたともいわれている。  故ダイアナ妃はその慣習に従わず、自分で育てることを大切にしていたというが、それもダイアナ妃が亡くなったことで一変。残されたチャールズ皇太子は、自分が育てられたときと同じような方法で、2人の王子を育てたのではないかとされている。  そんな父や英王室への批判を強めているヘンリー王子の発言に心を痛めているのが、祖母のエリザベス女王。ある関係者は英新聞『ザ・メール・オン・サンデー』にこう話す。 「ヘンリー王子の祖母は、今回の件を重く受け止めています。特に、ヘンリーが『父は自身の育ちのせいで子育てに無知だった』と発言し、父チャールズの子育てを批判したことに激しく動揺していました。非常に心乱れる時間が続いています」  また、真っ向から批判の矛先を向けられたチャールズ皇太子は、一連の発言に激怒しているものの、息子との和解を望んでいるとも報じられている。
「皇太子は、そうした発言が原因で、自分の息子と絶縁するようなことはしないと思います。チャールズはきちんと向き合おうとしています。ただ、インタビューでの王子の発言は、家族に対して非常に無神経なものでした。もしヘンリーが、今後も女王を攻撃するような言動をすれば、チャールズは王子を蚊帳の外に追いやることになるでしょう」  一方で、ヘンリー王子との和解も望んでいるようだ。 「チャールズは素晴らしい紳士で、とにかく献身的な父親です。嘆かわしいと思いつつも、和解を探りたいと考えています。報復的な人では全くありませんから」

英王室の暴露話には矛盾も?!

 そのほか、今月出演した番組では、「母の死のショックから逃れるために酒や薬物におぼれた」「メーガン妃と結婚してバッシングを受けても、家族は助けてくれなかった」「王室離脱を阻止されそうになった」など様々なエピソードを告白したヘンリー王子。  また、「心の中にある苦しみを解放してくれたのはセラピー。それを勧めてくれたのは、メーガン妃」とも語っていた。ただ、メーガン妃と結婚する前の2017年には、兄ウィリアム王子が「誰かに気持ちを打ち明けることが大切」だと諭し、セラピーを受けるよう後押しをしてくれたことに感謝していると述べていたような気がするが……。  3月の爆弾インタビューを皮切りに、次々と持ち上がる英王室に関する暴露話。ただ、ヘンリー王子とメーガン妃の発言には矛盾を指摘する意見も多く、「虚言癖があるのでは?」とまでささやかれている。  夫妻にしてみれば自分の経験を伝えたい一心なのかもしれないが、フィリップ殿下を亡くし、まだ悲しみが癒えない英女王や英王室への配慮に欠けた発言を続ければ、いつしか英国民から総スカンを食らう事態にもなりかねない。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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