「感情が壊れる寸前」英ヘンリー王子、ダイアナ妃死後20年の苦しみを明かす
イギリスのヘンリー王子が、20年前に母のダイアナ妃を亡くして以来ずっと心を閉ざしていたと明かした。 1997年、ヘンリー王子が当時12歳の時に、ダイアナ妃は36歳という若さでフランス、パリで起きた自動車事故でこの世を去っている。ヘンリー王子は、このダイアナ妃の死について大人になるまで考えないようにしてきたことで、完全に感情が壊れる寸前までになっていたのだという。 王子は今回、メンタルヘルスの問題について扱うデイリー・テレグラフ紙のポッドキャスト『マッド・ワールド』のインタビューの中で、ダイアナ妃死後の苦悩について語った。<TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>「12歳のときに、母を失くして、それ以来20年間自分のすべての感情を封じてきて、私生活のみならず仕事の面にもかなり深刻な影響を与えたと言ってもよいと思うんだ」 「あらゆる悲しみ、あらゆる嘘や誤解がいろんな角度から自分に振ってきた時、おそらく幾度となく完全に感情が壊れる寸前までいったと思うんだ」と語る。 そしてこの状況が自身のプライベートや仕事にも影響を及ぼしていたというヘンリー王子は、悲しみを克服するために「数回以上」のセラピーを受け、さらにはボクシングをすることで苛立ちを解決していたこともあったという。 またヘンリー王子は、自身の悲しみを語ったところでダイアナ妃が戻ってくるわけではないことから、話すことを拒否していたそう。だが、「完全に錯乱状態」の2年間を過ごした後に自身の気持ちをオープンにするようになり、気分が楽になっていったのだという。 「誰かに気持ちを打ち明けることが大切」そう言って、セラピーを受けるよう後押しをしてくれた兄ウィリアム王子に感謝しているとヘンリー王子は明かしている。 そんなヘンリー王子は現在、ウィリアム王子や義理姉キャサリン妃と共にメンタルヘルスの問題を抱える人々を助けるチャリティ活動『ヘッズ・トゥギャザー』を行っており、この活動によって人々に変化を与えることができればと願っているという。
12歳から20年間、すべての感情を封じてきた