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北川景子×永山瑛太『リコカツ』を振り返る名シーン5選

その4。「これからは大切なことは一人で決めずにきちんと話し合いたい」(最終話)

 最終話(10話)。咲と紘一は改めて交際をスタート。しかし、咲に3年間のパリ研修の話が舞い込みます。 「自分は待つ。3年ぐらいなんだ。37年間待って出会った運命の人だ。3年ぐらいなんの問題もない」「自分たちの絆はそんなヤワではない」  第5話では「夫婦で別居はあり得ない」「仕事を辞めて家庭に入ってもらう訳にはいかないか」と言っていた紘一が最終話では相手の夢を尊重する男に成長していました。成長著しい……!伸び代半端ない……! 4

離婚と言えば『大豆田とわ子と三人の元夫』も良かった

 さて、離婚といえば今クール『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ制作/フジテレビ系)も名作でした。  とわ子(松たか子)は4回目の結婚を迷います。「マレーシアについてきて欲しい」という小鳥遊(オダギリジョー)からのプロポーズ。  小鳥遊は魅力的だし、用意されたマレーシアの家も素敵。しかしとわ子はプロポーズを断ってしまいます。 「欲しいものは自分で手に入れたい。そういう困った性格なのかな」と呟くとわ子。1番目の夫・八作(松田龍平)が返した言葉がとても素敵でした。 「それはそうだよ。手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めている方が楽しいんじゃない?」  とわ子にはとわ子らしくいて欲しい。そういう願いが込められているようで。 『リコカツ』も『大豆田とわ子と三人の元夫』も、主人公が、自分らしく前向きに生きようとするドラマでした。離婚をポジティブなものとして扱っていたのがなんだか嬉しかったです(離婚した時に知り合いが言ってくれた「それはそれは!おめでとうございます」という言葉がやたら嬉しかったことを思い出しました)。

その5。新しい夫婦のルール(最終話)

5 3年間のパリ研修から戻ってきた咲と紘一は新しいスタートを切ります。マンションの壁には、ふたりが悩み苦しんだ末に導き出した「緒原紘一と水口咲のルール」が掲げられたのでした。 <文とイラスト/まつもとりえこ>
まつもとりえこ
イラストレーター。『朝日新聞telling,』『QJWeb』などでドラマ、バラエティなどテレビ番組のイラストレビューを執筆。趣味はお笑いライブに行くこと(年間100本ほど)。金沢市出身、東京在住。 ツイッター @riekomatsumoto
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リコカツ
TBS 毎週金曜よる10時
脚本:泉澤陽子
主題歌:米津玄師「Pale Blue」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:井筒昭雄
演出:坪井敏雄 鈴木早苗 韓哲 小牧桜
プロデュース:植田博樹 吉藤芽衣
出演:北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲迅、大野いと、田辺桃子、中田クルミ、松永天馬、武田玲奈、中山麻聖、松川星、菅原卓磨、池田大、吉田涼哉、柴田勇貴、夏野琴子、平岩紙、宮崎美子、酒向芳、三石琴乃、佐野史郎、平田満
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