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<まちがい探し> 2つの絵はどこが違う?脳の老化を防ぐトレーニング

まちがい探しが脳の老化を防ぐわけ

 最後に、まちがい探しの効用について。塩田さんは、こう解説します。 まちがいさがし「『まちがいさがし』をすると、どのような効果があるのか、具体的にご説明しましょう。脳トレを行っている最中は、脳の神経細胞 の働きに欠かせないさまざまな神経伝達物質(アセチルコリン、ドーパミン、ノルアドレナリン、エンドルフィンなど)がたくさん分泌され、脳の活性化につながります。その結果として、脳の老化を防ぎ、若返り効果をもたらすのです。  数ある脳トレの中でも『まちがいさがし』は、取り組んでいる最中にアセチルコリンが大量に分泌されるため、脳の認知機能のトレーニングに最適といえます。このアセチルコリンとは、認知機能をつかさどっているもので、その働きが著しく衰えると認知症につながるといわれています。  また、絵を見くらべることで人間の五感の約80%を占める視覚からの刺激情報への注意力・集中力が高まり、その結果として脳がおおいに活性化するのです」 『色彩魔術のまちがいさがし60日実践ドリル』には、たくさんのまちがい探しのほか、塗り絵も。夏休みの子どもや、高齢の両親と一緒にやっても、楽しめそうですよ。 <塩田久嗣 文/女子SPA!編集部>
塩田久嗣
1962 年、香川県生まれ。京都大学卒業。ブレインサイエンス・ラボラトリー 所長。脳科学、アンチエイジング等の研究の傍ら、脳トレ・メンタルケア・能力開発の指導、 アンチエイジングについてのアドバイスなどを行っている。著書多数
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