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林遣都、獣医学部の学生役に「監督の言葉に、作品に臨む覚悟ができた」

保護犬ミックには完全に心を持っていかれた

――そうだったんですか!? 保護犬ミックには完全に心を持っていかれた「だから、出会いの場面はそのままで大丈夫だとしても、そのあと、僕らに心を許したり、僕に身を預けるというところまではできるだろうか。『それはできないよ』と正直、思いました。でも動物監修のZOOプロさんが、『本当にいい子なので、時間をかければ大丈夫です』とおっしゃって。颯太もニコのことを『本当にいい子なので』と言っていましたが、ZOOプロさんも『とてもいい子なので、そう思って接してあげてください』と。すごく助けてくださいました。  短い時間で、全然足りていなかったとは思うのですが、もしかしたら僕のことを認識してくれたのかなというところまではいくことができました。引っ張られて、行きたくないと抵抗するシーンに関しては、いろんな試行錯誤のうえに撮影していて、それこそ僕以外の方は近づかないようにしてくださいと話し合いもしました。そのうえで、あのときのミックの様子には、僕も完全に心持っていかれまして。これは母性だなと感じましたね

犬は言葉が分かるし、人間の気持ちを感じ取れる

――では林さんもあのシーンで、身を預けられたことをはっきり感じていたんですね。
犬は言葉が分かるし、人間の気持ちを感じ取れる

『犬部!』より

「はい。その瞬間、たまらなく嬉しかったですし、『ああ、やっぱりちゃんと心を通わせないといけないな』と思いました。犬は言葉が分かるし、人間の気持ちをしっかり感じ取れると思います。改めて、時間をかけることは大事だなと感じました」  続く後編では、颯太のモデルとなった獣医師・太田快作先生がカメオ出演しているシーンの撮影秘話や、キャスト陣の結束などを聞きました。 【インタビュー後編はこちら】⇒<後編>林遣都「僕は全然強い人間ではない。今回の役を演じられたのは誇り」 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます (C) 2021「犬部!」製作委員会 <撮影・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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