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頭痛やマスクの肌荒れに「自分で打てる鍼」のツボを医師に聞いた

鍼シールがない場合は、該当箇所を軽く押すだけでもOK

 鍼治療の一番のメリットは、やはりセルフでも簡単にできること。いざ試すとなると、「鍼って素人がそんな簡単にやっていいものなの?」と不安を抱くかもしれませんが、このアプリを立ち上げたのは現役医師と凄腕鍼灸師の2人。実際に鍼シールを貼る場所と貼り方の説明画面を見てみると、ツボを探すときの体勢やツボの探し方、貼るときの力加減などがこと細かに書かれているので、素人でも迷うことなく貼ることができます。
医師・加藤容崇氏

医師・加藤容崇先生

「鍼シールがない場合は、該当箇所を軽く押すだけでも、弱いですが効果は得られます。鍼シールは、本物の鍼がついたもののほか、鍼の代わりにプラスチックの突起がついたものもありますが、プラスチックでも効果は十分。鍼に恐怖心がある人にもおすすめです」

飲み合わせの注意も副作用もないから安心

 また、“安全性の高さ”も鍼治療の大きなメリットだと加藤先生。 「鍼治療はすべての病気を治せるほど万能ではありませんし、人によって効果の出方も違います。でも、薬のように飲み合わせの注意や副作用がない、体に優しい治療法なので、ひとまず試してみる価値はあるのではないでしょうか」  自分の身は自分で守らなければいけないこのご時世、鍼でのセルフケア方法を知っているだけで、暮らしに少し安心感が生まれるかもしれませんね。 【加藤容崇先生プロフィール】 群馬県出身。北海道大学医学部医学科卒。應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット、北斗病院腫瘍医学研究所に勤務。専門は癌の遺伝子診断。サウナによる予防医療や鍼治療など伝統的な健康習慣・医療技術の研究を第二の専門としている。医師、医学博士とプロの鍼灸師により発足した鍼によるセルフケアプロジェクト「ココハル」をリリース <取材・文/持丸千乃>
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