2022年にデビュー20周年を迎えた株式会社サンリオの人気キャラクター「シナモロール」（愛称：シナモン）。記念本『シナモロールといっしょ』が3月6日のお誕生日に発売されました。 　今回は、本著の内容をチラ見せ。まずは近年のシナモロールの人気デザインが揃った「とじ込みシール」。シナモロール20周年のロゴマークのほか、お友だちの“みるく”といっしょにすやすやお休み中のシナモロールや、喫茶店のソーダフロートになった姿など、ふんわりかわいらしいデザインからポップなものまで、厳選した12種で構成されています。あなたの好きだったデザインもあるかも？ 　また、“ゆるキャラ”という言葉を生み出し、自身もサンリオの入社試験を受けたことのある、みうらじゅんさんのインタビューも収録！　シナモロールの、そしてサンリオの魅力を語り尽くしたインタビューの一部を抜粋してお届けします。 ― シナモロールが誕生し、20周年を迎えました。みうらさんはシナモンに対してどんな印象を持っていますか？ みうら：見た目が率直にかわいいよね。サンリオのことは、キティやキキララ、みんなのたあ坊……なんなら水森亜土さんの時代から知っているけど、シナモンちゃんが登場した時は正統派なキャラクターだなと思いました。逆にいうと、ぐでたまやKIRIMIちゃん.は、かなりゆるキャラっぽさがありますでしょ。デザイナーさん本人にお会いしたとき「ついにサンリオもゆるキャラを出したんですね!」と言ってしまいましたもん（笑）。 ―“ 正統派かわいい”とはなにか、具体的に教えてください。 みうら：やはり正統派かわいいは、要素を少なくしてしっかりとかわいいこと。目と口の位置などが絶妙である。まさにシナモンちゃんはそうですからね。 ― そう考えると、シナモンは、すごくシンプルですね。 みうら：そうそう。正統はやっぱ、シンプルじゃなきゃね。さすが老舗の会社だなと登場した当時思いました。目と口を書けば大抵のものはかわいくなる。空気清浄機だって、目と口をつければそれっぽく見えるじゃないですか。かわいいものって、ルールが決まっているんですよね。色も、配置も、構図も、黄金比率がある。サンリオは、たくさんのキャラクターを登場させる中で、そのことを十分わかってられるんですよね。「かわいいに決まっている!でも、それを好きになるかならないかは人によるよね」のスタンスを感じます。 　そのほか、シナモロール20周年を盛り上げる「シナモロール20thアニバーサリーショップオリジナルグッズ」の制作秘話や、しながわ観光大使として大活躍するシナモロールの日々、スイーツやアパレルなどさまざまなコラボグッズ、本著のためだけに描き下ろされた「シナモロールからのお手紙」イラストなど多岐にわたって紹介！　さらに担当デザイナー・奥村心雪さんへのインタビュー、シナモロール20周年ヒストリーを振り返ります。貴重な原画もたくさん収録されており、シナモン誕生以前の2000年サンリオの社内公募に提出されたうさぎのキャラクターも公開！　ファン必読の一冊となっております。 　シナモロールのメモリアルイヤーを、本作を手元に置いて一緒にお祝いしましょう！ ＜作品情報＞ ・タイトル：『シナモロールといっしょ』 ・発売日：好評発売中！ ・定価：1,650円　 ・出版社：扶桑社　 ・版型・ページ数：A5判、120ページ ＜文／SPA！広報マン＞