――ライバル役の一方で、主演ドラマ『ケイ×ヤク-あぶない相棒-』(2022年)での捜査官役など、役柄の幅がどんどん広がっています。今後挑戦してみたい役柄はありますか?
鈴木:『海猿』のような作品に出演したいと6、7年言っています(笑)。
――『海猿』も『ラジエーションハウス』同様に人を助ける役ですね。
鈴木:はい、純粋に人を助ける役を演じたいんです。主人公のライバルという役どころとは関係なくです(笑)。でも、これまで恋敵や悪役を演じてほしいというプロデューサーさんの熱い目を見てきたので、僕はやっぱりそういう役だなと(笑)。悪いやつが悪く見えないと作品として面白くありません。ほんとうに悪そうだと集中して見ていただけるので、重要役回りだと思っています。やりがいはありますね。
――LDHの方には必ず聞きますが、鈴木さんにとっての「EXILE魂」について教えてください。
鈴木:そうですよね、僕、ないんです、EXILE魂が。あえてEXILE魂を気にしないでやってきました。いい意味でLDHの色やEXILE魂を出さず、皆様に一人の俳優として、フラットに見ていただけるような存在になりたいと思ってます。
――それは「劇団EXILE」の演技部門としてもですか?
鈴木:会社でお芝居だけをやっている人が少ないので、EXILEらしさとは違うところから会社に貢献できたらなと思っています。そのためには自分がもっともっと成長しなければならないですし、周りからも評価されるような演技をしなければならないと、勉強中です。その意味で、辻村役は僕にとって重要な役になりました。
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<取材・文/加賀谷健 撮影/鈴木大喜>
加賀谷健
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。
ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」他寄稿中。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。Twitter:
@1895cu