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結婚26年目に離婚届をつきつけられ仰天!「この日を待っていた」妻の言う問題とは?

どこに行き着くかはわからない

今は妻が何時に帰宅しているのか、ノブヒコさんはほとんど知らない。顔を合わせれば話すが、ときには数日、顔を合わせないこともある。ただ、お互いに若くはない。どこかで倒れていたら困るので、1日1回はSNSのメッセージでやりとりをする。旅行などで家をあけるときも連絡はする。同居の基本的なところだけはおさえている。 「こんなことになるとは思いもしませんでしたが、こういう生活を始めて5ヶ月ほど。今のところ、妻は解放された喜びに満ちているようです。私は、うーん、どうでしょうね。ときには妻の手料理が食べたいと思うこともありますね。いつかもう少し歩み寄って、そんな日がくればいいんですが……」 女性妻の離婚宣言から生活が激変したノブヒコさんだが、妻はずっと望んでいた離婚を遂行できなくてよかったのだろうか。そう聞くと、そこは現実的に考えたようだと彼は言う。 この先、どういう生活が待っているのか、やはり離婚に傾くのか、あるいはまた一般的な夫婦関係に戻るのか、それはまだわからない。ただ、結婚26年にして、「初めて顔をつきあわせて真剣に話した日々」を経たのは、ふたりにとってよかったのかもしれない。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/亀山早苗>
亀山早苗
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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