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「荷物は自分で持ったことない」登山サークルで“姫扱い”だった32歳女性が、一気に落ちぶれたわけ

山までの道のりも「姫はゼロ円」

姫の特別扱いは、登山にかかる交通費も例外ではありません。 「え、だって新幹線や飛行機を使うわけじゃないし、道路走るのってそこまでお金かからないじゃないですか(笑)。車は誰かが出してくれるし、ガソリンだっていつの間にか入れてくれているから、まあいいのかなって。割り勘したら微々たる額だし。でもこっちが頼んでるわけでもなくて、勝手にやってくれてることですからね。だから特別お礼とかは面倒なのでしていません」 それこそ、ちりも積もれば“山”となるのですが……。 しかし、最近吉村姫を頂点とした登山サークルのヒエラルキーに、ある異変が起きているそうです。ズバリそれは、“姫の新旧交代”劇です。

新しい“姫”がやってきて、転落が始まった

「最悪ですよ。24歳の生意気な子が入ってきて、しかも登山経験者とかでバリバリ体育会系なんです。私は文系だから話も合わないし、筋トレとか登山グッズの話ばかりでつまらない。男どもも専門用語を使って勝手に盛り上がっちゃって、私のことを前ほど気にかけてくれない。 山登りする女性たちこの間なんて、ごはんも行動食も用意してくれなくて、『荷物を持とうか』っていう最低の気遣いもなくて。レディーファーストが皆無なんですよ! さらにガソリン代も普通に請求されちゃって、もうなんなの!?って……」 サークル内の構造が入れ替わり、ちやほやされることが少なくなってしまった吉村さん。 仕方なく数少ない女性メンバーと交流をはかりますが、それまでのワガママっぷりから仲良くしようと声をかけてくれる人はいなかったそうです。
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“姫は女王にはなれない”と言われハッとした
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