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妊娠した妻に「うっとうしい。実家に帰れば?」夫と義母の“Wモラハラ”を録音した結末

馬場ふみか演じる専業主婦が、モラハラ夫(野村周平)を社会的に抹殺しようと計画するドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系、火曜深夜0時30分~)。話題のドラマを、夫婦関係について著書多数の亀山早苗さんが読み解きます(以下、亀山さんの寄稿)。
【第1回】⇒子どもに母乳をあげていたら夫に襲われ「断ると殴られた」DV夫との“生き地獄”な日々 【第2回】⇒「だらしない体型だな」妻を見下す不倫夫。義母と組んで“最高の復讐”してやった 【第3回】⇒48歳妻が浮気夫にスカッと復讐。夫を“クビ”に追い込んだ「恐ろしいセリフ」

おまえがクズだから教育してやってるんだ

ドラマ『夫を社会的に抹殺する5つの方法』の第4話。大輔(野村周平)は広告会社を追われ、父親が営む会社で働き始める。茜(馬場ふみか)は、夫のみならず義父母にまでいびられるようになった。 両親を学生時代に事故で亡くしている茜には、帰る場所がない。それを見越していじめたり嫌がらせをしたりする夫や義父母の話はときどき耳にする。 「おまえがクズだから教育してやってるんだ」 「本当に何も教わってこなかったのね」 そういう言葉は、まさにモラハラ。だが言っているほうは、案外、本気でそう思っているから怖い。 それにしても野村周平のDV夫ぶりはなかなか真に迫っている。暴言を浴びた馬場ふみかも、体が硬直して呼吸が浅くなる芝居がうまい。 「仮面さん」から届いた、夫を社会的に抹殺する方法の3つめは「良好な友好関係を破壊する」だった。大輔が過去におこなったいじめ現場の動画を拡散することで、茜はひそかに溜飲(りゅういん)を下げる。

妻の手料理を「いらない」とゴミ箱に捨てる夫

「元夫も、あそこまでではないけどよく暴言を吐いていました。結婚するときに私が料理上手ではないと知っていて、『いいよ、一緒に作ろう』と言ってくれたのに、結婚したとたん、『本当に作れなかったんだ。そんな下手なら、仕事を辞めたら?』『夫にうまいものを作ろうという愛情がないってことだよね』とさんざん嫌味を言われました」 思い出しただけでつらくなると言いながら、カホさん(39歳・仮名)はそう話してくれた。29歳のときに職場の先輩と結婚。共働きを続けながら、家事はほぼワンオペ状態だった。それでも夫に喜んでもらおうと、料理本を見ながらがんばって作った。
手料理を食べる男性

写真はイメージです(以下同じ)

「そこそこかなと思っても、夫は一口食べると『いらない』とゴミ箱に捨ててしまう。そのままコンビニに行って何か買ってきてはひとりで食べていました」 翌日こそはとがんばっても同じことの繰り返し。そうこうしているうちに、ある週末、義母が大量の食材を抱えてやってきた。またたく間に料理が何品もできあがっていく。夫はそれを見ながらダイニングのテーブルでビールを飲み始めた。義母は息子の目の前に、これでもかと料理を並べた。
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「息子が倒れたらあなたのせいですからね」
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