「別居生活中、慣れない仕事と3人の育児で、血尿が出るほど体が限界でした。そんな思いをしている時に、夫は平然と若い女と楽しくやっていたのかと思うと、今までの何倍もムカついて、もはや『死にたい』とすら思いましたね」
それから利根さんはしばらく耐えましたが、
何も変わらない夫にほとほと愛想が尽き、離婚を決意。夫は拒み続けたものの、話し合いを重ね、約1年で離婚が成立しました。

「今思えば、ねぎらいの言葉とか、料理を『美味しい』って言われたことが一度もないんですよね。
義母の料理は、即『うまっ!』とか言うのに。子どもも私も、別れてから本当に幸せです」
実は後日談として、夫との離婚話が出た頃から利根さんを支えてくれる大切な存在が現れました。
「7歳も年下の後輩が、突然告白してきたんです。年下のイケメンだし、私は当時結婚していたしで全く意識していなかったのですが、強くアプローチされるうちに、気持ちはどんどん彼の方に向かっていて。『離婚が成立するまで待って』と彼に告げ、今ようやく無事に付き合うことができました」
出会いはどこから生まれるか、わからないもの。自分のためにならない人間関係を解消することで、自分にマッチした人が現れるのかもしれませんね。
―シリーズ「二度と会いたくない人」―
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<取材・文/関由佳 イラスト/パウロタスク>
関由佳
筆跡アナリストで心理カウンセラー、カラーセラピストの資格も持つ。芸能人の筆跡分析のコラムを執筆し、『村上マヨネーズのツッコませて頂きます!』(関西テレビ)などのテレビ出演も。夫との死別経験から、現在グリーフ専門士の資格を習得中。
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