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新・漫才トーナメント『THE SECOND』を“異常”とこぼした敗退芸人の言い分。M-1との大きな違いは

 5月20日に決勝が行われる、結成16年以上の漫才師が競い合う今年初開催のお笑い賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ系、よる7時~)。
画像:『THE SECOND~漫才トーナメント~』フジテレビ公式サイトより

画像:『THE SECOND~漫才トーナメント~』フジテレビ公式サイトより

 2月に開催された選考会から数々の審査ステージを経て、個性豊かな面々がベスト8に勝ち上がりました。それはお茶の間にお馴染みの面々から、劇場を主戦場とするいぶし銀のベテランまで。はたして、初代チャンピオンは誰になるのでしょうか。

『M-1』と『THE SECOND』の違いは?

 豪華な審査員の点数による順位で判定を下す『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)とは異なり、『THE SECOND』は観客投票、そしてトーナメント形式によってその優勝者が決まります。  観客投票といっても、判定を下すのは会場に集められた観客たち。事前の応募と抽選で集められたということもあり、その面々がコアなお笑いマニアであることは想像できるでしょう。今後、変更される可能性もありますが、選ばれた8組の選出に異論がほぼ出ていないことから、グランプリファイナル(決勝)でも同じようなシステムだと思われます。

お笑いマニア受けするネタが支持される

 しかし、グランプリファイナル進出者を決める「ノックアウトステージ16→8」で敗退した流れ星☆たきうえさんは、対戦相手の三四郎がお笑いファンに寄せたマニア受けするネタを披露して勝利したことに対し恨み言をツイート。 「審査員全員がお笑いマニアはダメだわ。こっちは娯楽映画撮ってんのにニッチなフランス映画に負けた感じ。今のシステムだとニッチなネタが有利過ぎる」 「三四郎のネタは面白かったけど賛否両論あって然るべきネタなのに会場は『賛』しか無かったのが異常で怖かった」  確かに一理ありますが、その日の司会をつとめたマヂカルラブリーの野田クリスタルさんがラジオ番組『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)で発言した「全然順当」に賛同する声も多かったよう。たきうえさんのこのツイートには賛否ありましたが、『THE SECOND~漫才トーナメント~』に挑む芸人さんの熱さを代弁するようなものでした。

実力派揃いの決勝戦。この4組に注目

 さて、そんな『THE SECOND~漫才トーナメント~』グランプリファイナルには8組が出場。優勝候補と囁かれ、かつ筆者が注目しているのはこの4組です。
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優勝候補は誰? この4組に注目
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