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「お前は何もできない」父親のモラハラで自信喪失…親の呪縛から逃れるために必要なのは

世代が違う親とは価値観にズレも

自立――なるほど、もちろん暴力やモラハラは間違っていますが、過去の父親の発言はののしりだけでなく、表現方法は誤っているにせよ、大人になりきれない彼なりの励ましなどの面をもっていたと、複数の視点で見ることで、今後は前に進めそうですね。一般論として、みんなどこかのタイミングで親から自立をした方がいいのでしょうか? 三凛「親とは一定の距離を置いた方がうまくいく傾向はあると思います。やはり、親は生きてきた時代が違います。世代が違うと、価値観もひと昔前の考え方をしがちなので、今の時代の解釈や生き方、行動パターンについて理解することが難しい時もあります。 離れてみると、初めて『親孝行したい』とも思いますし、親とはいい意味でドライに付き合うくらいがちょうどいいのではないでしょうか」

自分の人生のハンドルを自分の手元に戻して

――親の意見に左右されず、自分で決めて行動できれば、自立する自信につながりそうですね。 三凛「そうですね。足を引っ張る人や環境のせいで『自分の人生がうまくいかない』という考え方をしていると、やはりモチベーションが下がり、うまく進めなくなります。 ネガティブな出来事の見方を変えて、デメリットと同じくらいメリットを感じられれば、未来は明るく感じられるはず。他人は変えられないですが、見方は自分で変えられます。自分の人生のハンドルを自分の手元に戻して、次の一歩を踏み出してください!」  親からのつらい仕打ちや良くならない関係性も、自分の捉え方を変えれば新しい道が見えてくるかもしれません。親との関係をドライに見直すことが、離れる決心をする背中を押してくれる可能性も。まずは、自分の認知にクセがあるのでは、と気づくことから始めてみましょう。 <三凛さとし 文/女子SPA!編集部>
三凛さとし
ライフコーチ。親子関係心理学の専門家。米NY州立大学卒業。家庭内のトラウマによる生きづらさを抱えるアダルトチルドレンをセルフコーチングで克服。その経験から、才能開花や経済的成功、パートナーシップ改善を指南する自己改革プログラムを開発。9万人以上の人生好転をサポート。SNSやオンラインスクールを通じ、お金・時間・場所の自由、そして人間関係と心身の健康の充実を実現する方法を発信中。世界的起業家イーロン・マスクの母、メイ・マスクの子育てについての日本初講演会にて、インタビュアーに抜擢される。YouTube「スピリチュアル・リッチ三凛さとし」/Instagram:@sanrin_hikiyosecoach/Twitter:@sanrin_hikiyose
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