Entertainment

うつ病を抱え“生き延びるための婚活”経験をマンガ化!「女は結婚に逃げられていいよな」ネットの反応に<漫画>

――読者からはどんな反応があったのでしょうか。 にゅすけ:Twitterなどで圧倒的に多いのは「女は結婚に逃げられていいよな」という意見です。そんな風に捉えられるんだなと改めて感じています。でも、そこを乗り越えて『ウツ婚!!』の本当の伝えたいところを描いていかなければと思っています。 また、月美ちゃんにすごく感情移入してくれる読者もいます。ご病気の方は「自分もこうなっちゃったことある!」と共感したり、「自分には何もないのに、それでも愛されようともがいていた自分を見ているみたいで涙が出る」というご意見もあります。 月美ちゃんをどんどん動かしていくことで作品の真意が伝わるよう描いていきたいです。

漫画オリジナルの展開も

――今後の見どころについて教えてください。 にゅすけ:これからは原作とは違う展開になっていきます。原作は当事者の方に向けて書かれているのですが、それだと一般の方には届きづらいところがあるので別の表現が必要だと思ったからです。 「女は結婚に逃げられる」とか「自立していない女はダメ」という価値観が根付いていますが、そこに対する私なりのアンサーを描いていきたいと思います。 石田:にゅすけさんにお願いした時から、原作とコミカライズは別物だと思っています。全幅(ぜんぷく)の信頼を置いているので私自身楽しみにしています! 【磋藤にゅすけ】 1987年6月10日生まれ。東京都出身。2011年第13回アックスマンガ新人賞林静一個人賞受賞。代表作に『イカレた彼氏と4ねん付き合った話』『ご無沙汰ちゃんは××したい』『すねかじりアラサーのコロナ破産奔走記』等 【石田月美】 1983年生まれ。東京育ち。幼少の頃から周囲と馴染めず、浮き上がった自分を抱えながら過ごす。生き延びるための物語&How toを綴った『ウツ婚!! ―死にたい私が生き延びるための婚活』を晶文社より2020年に出版。様々な精神疾患を抱えたまま、婚活し結婚し、不妊治療を経て、現在二児の母。 (C)石田月美・磋藤にゅすけ/講談社 <文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ