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「結婚も出産もむりかも」という40歳女性へ、母がかけた“ひと言”に感涙。孫の顔を見せるより大切なこと|ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』

「妊娠できないかもしれない」娘へ、母の優しい言葉

また、第4話では「お母さんの育て方がいけなかったのか」という言葉で、瞳子を哀しい気持ちにさせた母・貴美子ですが、第5・6話では自分の理想ではなく、今の娘の姿と向き合います。そこで瞳子にかけた言葉がとても温かく、感動を呼びました。 第5話では、突然瞳子のマンションを訪ね、お見合いを勧めるなどしていました。しかし、瞳子が「妊娠できないかもしれない」と自分の病気を告白したことで一転。「孫なんて抱っこできなくていい」「瞳子が、あんたが元気じゃなかったら何にもならない! ちゃんと治しなさい」と涙ながらに伝えます。

18には18の輝きがあるように、40には40の輝きがある

筆者が第6話で最も心打たれたのは、貴美子が瞳子にかけた言葉です。 貴美子は、育児に奮闘するふたりの元を訪れサポート。市郎や祐馬、加瀬とも対面します。そして、その夜。瞳子に自分が自立を促したことにより「仕事ばっかりして、気がついたら淋しい人生だったなんてなったらどうしよう」と不安になっていたけれど、それが思い過ごしだったと吐露。瞳子が頑張って仕事をしてきたから出会えた、素敵な人たちがいることを目の当たりにして嬉しかったと、これまでの瞳子の生き方を褒めます。 そして「でもね、仕事も、お節介もいいけど、自分の幸せを後回しにしやしないか、ちょっと心配」「18には18の輝きがあるように、40には40の輝きがある。あなた今、とてもきれいよ」と瞳子の頭を撫でました。自分も母に頭を撫でてもらったような、心が震える感覚に涙がこぼれたのは筆者だけはないはずです。 母親が娘に、自分の価値観を押し付けてしまいそうになることはあるでしょう。でも多くの場合、根底にあるのはきっと、娘の健康と幸せを願ってやまない愛情です。一方、娘はいくつになっても、母に認めてもらいたいのかもしれません。そんな母と娘の複雑な心理描写が数話に渡って描かれており、切なくも温かな気持ちにさせられました。
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不穏な空気が流れた次回予告
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