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波を浴び続けたい子供と、行方不明の夫。家族のために行った、波のプールがトラウマ級にしんどかった

エンドレス波のプール、そのとき夫は…

子どもとプール気付けば5時間も波のプールで波を浴びていたという清水さん。「明日もプールに行きたい!!」というご満悦な息子に苦笑いながら部屋に戻ると、夫は気持ちよさそうにベッドで爆睡していました。 「トイレも我慢して波のプールに付き合っている間に、夫は気持ちよく寝ていると思うとなんだか怒りが湧いてきましたが、子どもの笑顔のために来ているのだからとこらえました。晩ごはんのビールが進みましたけどね(笑)」 思い切り遊んで疲れた息子はあっという間に就寝。夜はゆっくり過ごしたかった清水さんですが、清水さんも疲れで早々に寝落ちしてしまいました。

疲れて寝落ちした翌朝も、「プールの呪縛」は続く

翌朝起きると、天気はあいにくの雨。 昨日たくさん遊んで疲れが残った清水さんは、今日は少しのんびり遊ばせようと考えていました。 ですが息子は「昨日のプールに行きたい!!!」と主張。まだまだ波のプールに飽きていなかったようです。 「昨日プールに浸かりきりで疲れたので、夫に頼むことに。しぶしぶ夫が波のプールに連れて行き、やっとゆっくりできるとプールのデッキチェアに座っていると、1時間も経たないうちに夫が「疲れたから代わって」とリタイア宣言したと言います。 まだ1時間しか経っていないのに交代しろと言われ、だったらまた1時間ごとに交代してよねと言って息子に付き添いました。そして1時間たったころ夫を探しましたが、なぜかどこにもいません。スマホはロッカーに預けてあるので連絡も取れず、来るまで待とうと結局わたしがまた息子に付き合い、波を浴び続けていました」 ヘトヘトになって「まだ遊びたい」という息子にもう帰ろうと促し、やっとプールから出て夫に電話すると「疲れたから車で寝ていた」とのこと。 「交代するはずだったのにさっさと脱走した夫には怒り心頭でしたが、とりあえず子どもが夏休みのレジャーを満喫できたので良かったと思うことにします。でも波のプールはもうこりごりです。」 もう夫は頼れないと気づいた清水さんは、翌年は仲良しのママ友を誘って同じホテルに宿泊したそう。ママ同士で協力し合って子どもを見たので、今度は波のプールに長時間浸かることはなく、楽しい時間を過ごせたのだとか。 今年はコロナ禍の緊張も緩み、久しぶりに休みを思い切り楽しめそう。今まで外出自粛で長かった3年間を取り返すべく、お子さんたちと楽しい思い出を作れたらよいですね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako 連載「乳がんドタバタ日記」Kindleで発売中!
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