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ジャンポケ斉藤が不倫、「子どもをかわいがっていたのに」の声に違和感

亀山早苗の恋愛時評> 次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

ジャンポケ斉藤が浮気「子どもをかわいがっていたのに」の声

お笑いトリオ、ジャングルポケットの斉藤慎二(40歳)の浮気騒動が尾を引いている。お相手は福岡のキャバクラ嬢。少し前なら、地方出張した折に羽目(はめ)を外してしまったと容認する向きもあっただろうが、今はそれが許されない時代になっている。 報道されてすぐに本人が謝罪、妻でタレントの瀬戸サオリも「しっかり叱責し夫も反省しております」というコメントを出したにもかかわらず、仕事にもダメージが出ているようだ。 いじめサバイバーとして有名であり、たびたび家族のことをSNSで綴(つづ)っていただけに、世間は勝手に彼に「聖人君子」のイメージを求めていたのだろうか。 「いじめを経験した人は、他人にやさしいはずなのに妻子を裏切った」「あんなに子どもをかわいがっていたのに」と、~だったのにというコメントがSNSに踊っている。
おそらく本人にとっては、「ただの遊び」であり、リークされてしまったことは脇が甘いと言わざるを得ないが、こんなことになるとは思っていなかったのではないだろうか。 妻も「夫の遊びは覚悟の上だった」とも述べている。

「いい家庭人」であることと「女好き」とは別の話?

一昔前なら、トリオで出てきて記者会見をし、本人が大汗を流しながら言葉に詰まると仲間が突っ込むという図式ですんでいたような話だ。お笑い芸人は、こういうアクシデントはすべてお笑いに昇華させてなんぼだったはず。だが彼の場合、やはりいい人イメージが強すぎたのだろう。 これを「不倫」というのは少し違和感がある。妻が言うように「遊び」なのだから。そして、続報を読めば、斉藤氏、なかなかの女好きのようだ。妻もそれをわかっていたのだろう。その上での結婚である。 斉藤氏が家族思いであることは事実だろう。相手に本気になって離婚を考えたわけでもなさそうだ。だからといって、外での「遊び」が止むわけではない。
女性が好きで、隙あらば……と思っている男性は世の中に確実に存在する。一般的には女性にやさしいからモテるし、たとえ一夜限りの関係でも恨まれないものだが、今回は口の軽い女性を相手にしてしまったのか、あるいは「遊び」だと思っていた彼と、彼女の思惑が違ったのか。 その場のノリや、そのときの雰囲気で、何が起こるかわからないのが男女の仲。お互いに一夜を楽しめばそれですんでいたはずなのに。決して擁護するわけではなく、出会ったことが奇跡のような男女のひとときの関係さえすっぱ抜かれるとは、世知辛(せちがら)い世の中になったものだと嘆息するしかない。
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浮気の3日後に妻へ花束をプレゼント
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