もうひとつ興味深かったのは、浮気した3日後に、斉藤氏が妻に花束を買って帰っていることだ。妻は素直に感謝していることをSNSで伝えている。だが浮気がばれたあとに考えれば、「何もない日の花束、斉藤さん、わかりやすすぎ」とSNSでは盛り上がっていた。
もちろん彼の心に罪悪感があったがための行為だろう。「浮気あるある」ではある。
だがこういう行動に走る男性は決して「悪人」でないことは確か。もっと浮気慣れしている男なら、わざわざ花束など買わない。あるいは日頃から「何もない日のプレゼント」を繰り返して、不貞の匂いを消しているはずだ。
自身も何度か浮気を繰り返してきたというタケオさん(仮名・42歳)は、「有名人は大変だなと思いました」と今回の一件への思いを口にした。斉藤氏と同世代、結婚して10年、7歳の子がいる。

写真はイメージです(以下同じ)
「僕も出張先で何度かそういうことがありました。その場だけの関係だったり、出張に行くたびに会ったりといろいろだけど、そういう大人の関係って世の中にはあると思うんです。気持ちも体も相性がよくて、でも恋愛というわけではない、セフレというわけでもない。なんとも名前をつけづらい男女の関係。
大事に思ってないわけではなく、いろいろ嫌なことがあって、ちょっと別次元で息抜きをしたいときにその女性と会いたくなるような。なかなか理解はしてもらえないと思いますが」
これはもちろん、男性だけの話ではない。女性でもそういう「浮気」を繰り返している人は意外といるものだ。