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藤吉久美子の不倫疑惑にみる、関白夫・太川陽介では満たされなかったもの

亀山早苗の不倫時評――藤吉久美子(56)の巻>

 次々と報道される有名人の不倫。その背景にある心理や世相とは? 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。

藤吉久美子と太川陽介の不思議な会見

 

藤吉久美子オフィシャルブログ

藤吉久美子オフィシャルブログ https://ameblo.jp/kumiko3685/

 女優の藤吉久美子さん(56)の「不倫疑惑」が『週刊文春』12/21号で報じられた。相手は大阪のテレビ局の既婚プロデューサー、東京で単身赴任をしているという。

 彼女の音楽活動をボランティアで手伝っているという話だが、都内の彼のマンションに藤吉さんが何度も訪れ、地方の仕事では同じホテルの部屋で朝まで過ごしたことも確認されている。

 14日昼間に夫の太川陽介さん(58)が会見を行い、笑顔で「世間のみんながクロだと言っても僕は妻を信じる」と言って男を上げた。

 また同日夜、地方から戻った藤吉さん本人が羽田空港で取材に応じ、憔悴しきった表情で号泣会見。ホテルの一室で朝まで過ごしたことについては、「イベントであまりに背中が凝ってどうにもならなかったので体をほぐしてもらっていた」と釈明した。

太川陽介

太川陽介は、結婚前に亭主関白を宣言している

 本人が否定している以上、不倫の真偽は定かではないし、そこは外野がとやかく言うことでもない。ただ、個人的に感じたのは、この夫婦の関係と、プロデューサーとの関係の違いだ。

 藤吉さんは、夫の太川さんに対して常に敬語で接している、と2年前にテレビで明かした。

 今回も夫は「僕がきみを守る」と名言を発し、妻も「夫がいないと生きていけない」と言った。これだけ聞くと、古き良き日本の夫婦のようだ。この様子に「やはりおしどり夫婦」と見た向きも多いかもしれない。

ライブに一度も来ない夫と、支えてくれる彼



 ただ、「週刊文春デジタル」にアップされた動画で、地方のホテルで彼女がプロデューサーと差し向かいで朝食をとる写真を見ると、前のめりで彼との会話に夢中になっているよう。斜め後ろからの写真だが、体中から「彼と一緒にいる喜び」のようなものが発散されている。

 また、都内路上で直撃取材で撮られた動画でも、プロデューサーのほうが多少うろたえているのに対し、サングラスをかけてはいたものの彼女の態度は堂々としていた。憔悴しきって号泣した空港での会見と同一人物とは思えないくらいだ。

藤吉久美子のCD

藤吉久美子が2016年に出したCD。当然、そのプロデューサー氏も全面協力しているだろう

 不倫を肯定も否定もするつもりはないが、一般的に言って、特に現代の女性にとっては「結婚と恋愛は別」なのだ。夫との関係では貞淑で夫を立てる昔ながらの妻、恋人との関係では「素」でつきあえる自由な女。女性はそうやって、自然と自分を使い分けていることが多い。

 藤吉さんが、音楽活動を支えているそのプロデューサーをなぜ夫に紹介しないのかと訊かれたとき、「主人が音楽活動をあまりよく思っていなかったから」と答えている(太川さん自身も、妻のライブに一度も行ったことがないと言っている)。

 夫が積極的に賛成してくれないことを、別の男性はともに手を携えて応援してくれている――。

 家庭を維持していくためには夫の存在が必要だが、そこには多少なりともストレスが発生する。妻でも母でも嫁でも娘でもない、「素の自分」でいられるのは、恋愛相手の前だけなのかもしれない。

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「夫は生活のパートナー、彼は人生のパートナー」

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