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仕事の場面がわかりやすいと思うけど、新しいことをはじめるのって不安だらけじゃないですか。上手くいく保証もないし、失敗する可能性は高いし、叱られたり迷惑をかけたりするかもしれないし。
そうやって先立つリスクのことばかりを考えていると、けっきょくなにも行動できなくなっちゃうんですよね。恋愛だってそうだろうし、受験や就活だってそう。
そんなとき、ギャルは「ワンチャンいけんじゃね?」という言葉を口にするんです。どんなに可能性が低くても、周りからムリだと言われても、「ワンチャン」はありえる。だからぐずぐずしないで、行動に移しちゃう。
『egg』の復刊は、まさにワンチャンマインドで実現したことでした。当時21歳、学歴なし、経験なしの私が編集長。世間では「もうギャルって絶滅してるのに今さら?」って疑問の声も多数。自分で言うのもなんだけど、上手くいく可能性は低そうですよね。
もしここで、「本当にバズるかな?」とか「もっとリスク減らしてからがいいかも」とかむずかしく考えたり、周りの言う「常識」に耳を傾けたりしていたら、いつまで経っても復刊はなかったと思います。
でも、ワンチャンあると信じて、復刊すると決めた。失敗を恐れず、少ない可能性に賭けてみた。そうやって足を踏み出したから、ギャルブームを再燃させることができたんです。今は、『egg』復刊は成功だったと胸を張って言えます。