青木ぼんろさんは、普段の生活でも“観察”するのをやめられないと言います。
「僕の漫画は日常を切り取って描いているので、常にネタがないか観察してしまいます。なので、普段からいつも何かしら考えている感じです。たまに、ぼーっとリラックスしたいなと思いますね」(以下「」内、青木ぼんろさん)
漫画の中では常にぼんろさんは傍観者として登場し、彼の心の声と共にストーリーがユニークに展開していきます。ぼんろさんは昔から、物事を観察するのがクセなんだとか。
「社交的な人間ではないので、出来事に率先して関わっていくよりは、観察していることが多いんです。そして、日常の面白かったことや、むかついたこと、悲しかったことなんかを収集して、家族や友人に話す、ということを昔からしています」
そんなぼんろさんの性格やクセが、今回の漫画につながっているのですね。
会社員として働きながら漫画家をしているぼんろさん。普段はどのような生活を送っているのでしょうか?
「大体、朝は6時に起きて、2時間くらい漫画を描きます。それから出勤して、お昼の休憩中にまた描いたりもします。夜も描ける時は描いていますが、残業が多い時期は22時や23時に帰宅することも多いので、描けないこともあります。休日も、予定がない時は描いています」
それは、かなりお忙しい二足のわらじ生活ですね。特に大変だと感じることはありますか?
「最近、漫画の仕事も増えてきて…、それはとても有難いことなのですが、肩や首のこりがひどくなりました。会社でもデスクワークなので…。つい最近も、整体に行ったら、こりがひどくて驚かれたほどです」