女子会の「もっといい男いる」を信じるのが失敗のもと
香織さんは休みがシフト制で仕事に制服があるため、手持ちのお洋服もかなりカジュアルで、デートに使える服がクローゼットに見当たりません。もっと華やかな環境で働く女性と比較検討される場に立つには、おしゃれはもっと頑張った方が良いのです。

しかし職場恋愛なら、らくちんカジュアルな私服でも彼氏はできるのです。
今の彼氏さんは同僚だったからこそ、総合的に香織さんの良い面にも触れ、お付き合いしてみたいと思ったのではないでしょうか。
香織さんが彼氏と別れようと思ったのは、女友達に愚痴ったことがきっかけでした。女子会などで
女友達に相談すればたいてい言ってほしいことを察して言ってくれるので、100%味方してもらえるでしょう。まして今後も付き合いが続く相手なら、当たり障りのないことを言います。
プロポーズしてくれない彼氏と別れようか悩んでいる女性へ
以上のような話をした末に、香織さんは彼氏と別れる考えを白紙に戻してくれました。
それから、結婚したくなる彼女になるには何ができるのか、自分と向き合ってみたそうです。香織さんは現在、非正規雇用で実家暮らし。
「彼氏と結婚するのか、別れるのか、婚活するのかはまだ分かりません。でも今は29歳で独身なのだから、まずは社員登用試験のため勉強することにしました。
社員になって自信をつけて、彼と結婚してもしなくても自立しようと思います」
後日、香織さんは自分の“普通”を押し付けていたことを彼氏に謝って、社員登用試験の勉強のことを伝えました。彼氏から「応援するよ」と言ってもらえたそうです。
クリスマスが近くなると勝手にプロポーズを妄想して、彼氏が期待に応えないと「もっといい男がいる」と衝動的に別れようとする女性が現れます。
もしこの記事を当事者の方が読んでいたら、冷静になってください。
今の彼氏よりもっといい男はいると思うけれど、その男性がそんな面倒くさい女を選ぶメリットはどこに?
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃>
菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:
@koakumamt