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地域の子ども会、ママ友だけなら上手くいくと思ったのに。暗雲立ち込めた理由はたった1つの役割のせい

一番大変だった仕事とは…

「子どもの人数が少ないので、来年の子ども会の予想人数を把握するため、毎年冬に、翌年も参加するかどうかのアンケートを取ります。それと一緒に子ども会の役員ができるかどうかも一緒に聞くのですが、なかなか良い返事をもらえません。次の年に役員のなり手がいなくて困りました」 子ども会への入会は任意のため、役員を絶対にやりたくない人は、子どもが4年生になるタイミングで子ども会自体をやめてしまうのだそう。 アンケートには、3年生のときには「来年やります」と回答していたのに、いざそのときが来たら役員候補に挙がっていた人が退会してしまい、実質ゼロからの役員探しになってしまったのだそうです。 「子ども会の運営は、初めての経験で楽しかったですが、やはり時間もかかりましたし、小さい子どもの世話の合間を縫ってイベントの開催準備は大変でした。さすがに次の年もやりたいと思うほどではなかったので、役員が決まらずどうしようと慌てました」 結局、子ども会の会員名簿の中から、まだ役員をやっていない方に電話して、お願いして回ることに。そのうちなんとか数人は承諾してくれたものの、それでも人が足りず、翌年小学校に入学する予定の知り合いに声をかけてお願いしてやっと決まったそうです。 もう子どもが小学校を卒業し、沢田さんの娘は子ども会を退会しましたが、いまでも子ども会のチラシを見ると、来年の役員はすんなり決まったのかと心配になってしまうと言います。

おいしいとこ取りではなく、助け合う気持ちが必要

母親教室に参加してママ友づくり「子ども会の役員活動の中で一番大変だったのが『翌年の役員を探すこと』でした。ほかのイベント企画やプレゼント調達なども大変でしたが、それなりに楽しかったし達成感もありました。ですが翌年の役員決めだけは本当に神経がすり減ってしまいました。子ども会の人数が少ないことを知っているのに、役員を逃れるために4年生で計画的にやめるというのも、なんだかなぁと思います」 子育てが大変なのは誰しも同じ。役員など面倒なことをしたくないのも、やはり同じです。 もちろん、忙しくてできないなど家庭の事情はあれど、できるだけ気持ちよく参加できるよう助け合う気持ちが必要かもしれません。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako 連載「乳がんドタバタ日記」Kindleで発売中!
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