ゲームは子どもにとって“悪”でしかない?「息子はゲームに救われた」43歳ママの大感謝
子育てしている方々の中には、お子さんが「ゲームばっかりしている」と心配している人も少なくないのではないでしょうか。
ですがその「ゲーム」こそが、子どもたちの孤独を救うケースも中にはあるようです。
野澤明子さん(43歳・仮名)の息子、Aくんは、もともと集団生活が苦手なタイプ。友達付き合いもあまり多くなく、仲良しの子と家でふたりで遊ぶことが多い、インドアな子だそうです。
自分の意志と関係なしに「やると決まっている」ことに合わせるのがとても疲れるため、学校の勉強もあまり好きではなく、さらにマイペースなため友達からからかわれやすいAくんは、学校に行き渋ることも多かったといいます。
「このまま同級生たちと一緒に公立の中学に進学すると、『いじられキャラ』も継続になってしまう……。そう考えて、マイペースな息子に合いそうなのんびりした私立中に進学させることにしていました。ですが、受験を終えてやっと新生活スタート、という矢先の緊急事態宣言に愕然(がくぜん)としました」
そんな野澤さんの焦りをよそに、Aくんは、緊急事態宣言で中学が休校になると「やったー!」と大喜び。大好きなゲームを一日中できる、とウキウキだったそうです。
ゲームの相手は、小学校時代に受験塾で出会い、仲良くなった友人。もともと勉強が好きではないAくんが、塾で「お勉強嫌いチーム」のクラスメイトと意気投合。その友人のおかげで塾通いが好きになったことで、楽しく塾生活を過ごし、受験もうまくいったとのことです。
「夜遅くまで塾で勉強した後に、息抜きで塾の仲間とオンラインゲームをしていました。その仲間たちとは家が離れていたし、塾が終わる時間も遅かったので、夜に『オンライン待ち合わせ』をして、一緒にゲームをするのが寝る前のリラックスになっていたようです。
塾通いで毎日忙しかったので、家でお友達と息抜きできるのは、意外と便利だなと思ったりしていました」
マイペースな子どもに、コロナ禍は「突然のラッキー」
