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「20歳年上の夫は子どもと公園に行くだけでグッタリ」年の差婚の“数年後のリアル”とは

「年上=経済的に余裕がある」ではない!

 結婚生活はお金の話とは切り離せないもの。当然ながら、年の差婚ではライフプランやお金まわりの問題も同年代婚とは変わってきます。  とくに若い頃は、同世代の男性に比べて、年上男性の経済的余裕が眩しく感じられることもありますが、碧さんはこう述べます。 「結婚の報告をしたとき、心ない人から冗談交じりで『お金目当てでしょ』なんて言葉を投げつけられたこともありますが、『年上=お金持ってる』わけじゃありません(苦笑)。  わが家は結婚と夫が会社を辞めて独立するタイミングが重なったことで新婚当時、家計は火の車。今はなんとか事業も軌道に乗りましたが、少なくとも『経済的にラクしたいから年上と結婚をしよう』とは思わないほうがいいですね」

「おひとりさま」の老後は確定?

マイホーム計画 前出の麻衣さん一家は現在、マンション購入を検討中。しかし、「52歳の夫は30年以上のローンは、厳しいようで、資金繰りが目下の課題です」と借り入れへの不安も。  さらには先日、ファイナンシャルプランナーのもとを訪れた際、こんな話も飛び出したといいます。 「男性の平均寿命は81歳、そこから計算すると私は早くて60代からおひとりさま人生がスタートする、とFPさんが言うんです。思わず『長っ……!』と心の中で叫んでしました(苦笑)。  夫には私が生活できるぐらいの十分な遺産を遺してほしいですが、私もおひとりさま生活を楽しめるような精神的・経済的な自立がはたしてできるのか……。これから年の差婚を考えている人は、老後についてもある程度、イメージしておくのもいいと思います」  そんな現実を見据えた上で、なお麻衣さんは楽観的な様子。 「たしかに老後は不安ですが、もしかしたら私が先に死ぬかもしれないし、同世代でも早くからパートナーの介護をしている人もいます。将来を心配ばかりしても仕方ないですからね!」  体力や体調面の変化やお金……年の差婚では、同世代カップルに比べて人生の早い段階から、現実的なテーマに向き合わざるを得ない。これも年の差婚の「リアル」と言えるでしょう。 <取材・文/アケミン>
アケミン
週刊SPA!をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter :@AkeMin_desu
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