
由美子さんが友人に書いたラブレターを渡したのは、11月の中頃。
「もし交際が上手くいったら、クリスマスデートを一緒に楽しめるかも」と、由美子さんは彼とのハッピーな妄想を日々繰り返していました。
しかし、12月を過ぎても、なかなか彼から返事がくる気配はありません。
イライラを感じた由美子さんは、彼と共通の友人に「そういえば、彼からラブレターの返事きた?」と催促することに。
友人は「私は由美子から手紙をもらって、すぐに渡したけど……。何も彼からは言ってこないみたい。一応、由美子のメールアドレスも伝えているし、返事はそこに伝えてとは言ってあるから、もう少し待って」と言われただけ。
由美子さんからすれば、交際していた彼と別れてまでして、ラブレターを書いたというのに……。ラブレターをせっかく渡したにも関わらず、つれない対応にストレスが募ったそうです。
そして、迎えた12月24日クリスマスイブ。なんと彼からメールで返事が届きました。
彼からのメールには、「ごめんなさい。好きな人がいるから気持ちを受け取ることはできない。でも、ラブレターを貰ったのは人生で初めてだし、気持ちは嬉しかった。ありがとう」という内容のメールでした。
クリスマスイブに悲しい返事が届いたことに対し、由美子さんは「できれば、もう少し気を使って早い時にくれたらいいのに……」と思ったそうです。
さらにその1ヶ月後には、共通の友人から「あの彼、どうやらできちゃった結婚したみたい……。職場には、彼女がいること内緒にしていたみたいで……。私も、その辺りがわからないまま『協力できる』なんて言ってごめんなさい」と言われたそうです。
もしかしたら、友人の言うように彼には、すでに交際していた彼女がいたのかもしれません。ラブレターを貰ったものの、どうしていいのかわからなかったのかも。でも、彼女がいるなら「彼女がいるから、ごめんなさい」とだけ伝えればよかったのではないでしょうか……。
結局、由美子さんは既に別れてしまった元彼とヨリを戻すこともできず、その後も1年ほど婚活を続けているそうです。
しかし、片思いをしていた彼どころか、元彼よりも条件が低そうな男性ばかりとしか出会えず、「こんなことなら、元彼と別れない方が良かったのかも」と後悔しているそうです。
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<文/みくまゆたん>