「参加するかどうかは、直前まで悩みました。彼はSNSもやっていなかったので、近況も気になり参加しました。本音では本当に嫌いになった訳ではなかったから、復縁も少し期待していました」 　店にいくと、すでに奥の席に翔太さん（32歳）が座っていましたが……。 「顔立ちも丸くなっていて、肌もツヤがなくなっていました。スーツ姿はすっかりおじさんになっていました。 　しかも、店員の若い女性に『ワンナイトしたことがある？』とか、『今日、もしこの後、僕となにかあったらどうする？』とかセクハラ発言をしすぎて周りから止められていました。翔太さんと話す気もなくなってがっかりして離れた席に座っていました」 　しかし、奈津子さんがトイレに席を立つと、翔太さんが話しかけてきます。 「どうやらまだ私が翔太君に気があると思ったみたいで、『酔ったの？ 大丈夫？』と言いながら、背中に手を当ててきたのです。『大丈夫だよ』と答えたら今度はどんどん手が下がって来て腰やお尻を触ってきて。人影がないところだったのですが、振り払う訳にもいかず。 　OKだと思われたのか、『この後、どこか行こう』って誘ってきました。『もう帰るから』と伝えて、連絡先も交換しないで先に店を出ました」 　淡い期待も抱きつつ、飲み会に参加した奈津子さん。今回のことでキッパリと気持ちにケリをつけられたのではないでしょうか。 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜文／阿佐ヶ谷蘭子　イラスト／ズズズ@zzz_illust＞