最初は、電源OFF状態で使えるヘッドカバー付きのマッサージから。 ガチガチに凝り固まって、血流が悪くなっているであろう首の横をコロコロすると、胸鎖乳突筋の両サイドがほどよく刺激されます。手を使ったマッサージや、ストレッチとは違ったローラーの動きが心地いい。 次は、ヘッドカバーを外して使っていきます。 注意点は、顔や首に使う前に、腕の内側などでプレテストを済ませること。それと、肌を洗い清潔な状態にして、化粧水等で水分を補充しながら使用することです。 電源ボタンを長押しすると、“ピッ”という音とともに振動モードでスタート。小刻みだけれど、手ごたえのあるブルブルとした大きめの振動です。 もう一度電源ボタンを押すと、ヘッドのまわりが緑色に点灯してBoostモードにチェンジ。振動＋LEDによるフォトケア（肌の透明感UPにアプローチ）をサポートしてくれるそう。 続けて電源ボタンを押すと、ライトが赤く点灯してWarmモードに。振動と、約42度の温めによるケアができちゃう。筆者が1番気に入ったのはこのモードで、朝のひんやりとして血色が悪い＆むくんでもたついているフェイスラインをいい感じに整えてくれるんですよね（自己満足のレベルです！）。 スマホやテレビを見ながら使えるのも、手軽で〇。振動音がわりと大きめで、音の聞こえは悪くなるけれど、わずか2～3分のことなので問題なし。 顔がブルブル揺さぶられ、同時にポカポカ温かい…。顔の状態を少しでも格上げしたい朝に、よさそうです。 残りの機能は、微弱な電流が皮下表層の筋肉を刺激するEMS1とEMS2。 衰えた表情筋にアプローチといったところでしょうか。いざ、青いライトに切り替えてフェイスラインに当ててみると…、まさかの何も感じません。 筆者の表情筋が衰え切っているせいかと思い、焦りながら取扱説明書を読んでみると、どうやら本体両サイドのセンサーに手がちゃんと触れていなかったよう。 「ネック＆フェイス美顔器」を持ち直して再び肌に当てると、ピリピリとした微かな刺激を感じることができました。EMS1だとかなり優しめです。EMS2に切り替えてみると、ヴィーンという音とともにピリピリからビリッとした感覚へ。ヘッドを肌にグッと押し当てるよりも、軽く触れさせるくらいの方が刺激が伝わってくるみたい。 あと、肌表面が乾いていないことも大事なポイントです。公式通販サイトのレビューにも書かれているように、思っていたよりも低刺激ですが、肌が丈夫ではない筆者にはこれくらいが合っているのかもしれません。 フェイスラインや首だけでなく、額のカーブにもフィットしてくれるので、まぶたの重みを感じるときに使いたいですね。 ※使用間隔の目安：EMSモード…週2～3回程度（1回3分程度）、その他のモード…1日1回（1回3分程度） 使用後は、布もしくは、薄めた中性洗剤を含ませた布（仕上げに乾いた布で拭く）で拭き取れば、清潔に使うことができます。電源ONの状態で5分間操作しないでいると、自動でOFFに切り替わるのも安心。 このように、筆者の中では高評価。 強いていうなら、付け替えで小さなヘッドがあれば、意外とむくみやすい小鼻のまわりとかにも使えていいなと思いました（まぶた、目のまわり、首中央には使用不可）。 気になった方は、店舗や公式通販サイトをチェックしてみてくださいね。 ※詳しい使用方法や使用上の注意は、パッケージまたは取扱説明書に記載されています。 ＜文・撮影／高木沙織＞