
また、寝ている間は何も食べていないので、朝一というのは空腹時間が長く続いている状態。つまり、ある種の飢餓状態なんです。そのため、「食べたものをしっかり吸収しよう!」と体が働き、血糖値が急上昇しやすい。つまり、太りやすい時間帯でもあるんです。
これは、血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるために糖が脂肪として溜め込まれる作用が起こるからです。
しかも、こうして血糖値が乱高下すると食欲も不安定になりやすいんです。つまり、朝に血糖値を急上昇させることは、その日1日の食欲にも影響してしまうんですね……。
加えて、糖質を一気にたくさんとることで血糖値が急上昇するんですが、糖質のとりすぎもむくむ要因なんです。なぜなら、糖質は1gにつき3gの水分を抱え込むから。このことからも、朝の糖質のとりすぎは注意すべきポイントになってきます。
では、具体的には朝はどういった食べ物を避けると良いのでしょうか? 今日は特に避けて欲しい「むくんで太る朝ごはん」をランキング形式で5つご紹介します! 代わりとなる「むくみが解消できて痩せる朝食」もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
むくんで太る最悪な朝ごはんワースト5位:果物×野菜ジュース
「果物」や「野菜ジュース」って、朝食の定番メニューですし、ダイエットや健康にはむしろ良さそうなイメージがありますよね。しかも、果物や野菜には「カリウム」という余分な水分を体の外へ出すミネラルも含まれているので、むくみの予防改善のためにもおすすめな食材。
ただ、これら2つを組み合わせてとると、かえってむくんで太ってしまう危険があるんです。なぜなら、これらは思いの外「糖質量」が高いものが多いから。

例えば、私たち日本人にとって特に身近な果物であるバナナは、なんと1本食べるだけで小盛りのご飯と同等の糖質量となります。また、市販の野菜ジュースには甘い果物や甘い野菜がたっぷり含まれている商品が多いので、こちらも意外と糖質量が高いんです。
そうとは知らずに、パンやご飯などの主食にプラスして、こういった果物や野菜ジュースもとっていると、あっという間に1食の糖質適量をオーバーしてしまう可能性大! その結果、ただでさえ上がりやすい朝の血糖値を、さらに急上昇させてしまう危険もあります。
なので、朝ごはんで果物や野菜ジュースを取り入れる時は、糖質が控えめなものを選ぶことがおすすめですよ。例えば、果物ならキウイやブルーベリーを選んだり、野菜ジュースなら野菜のインスタント味噌汁に置き換えるのも良いと思います。
また、最近ではこのように糖質控えめでシンプルな原材料でできている野菜ジュースもあるので、こういった商品を活用するのもおすすめ! さらに、トマトジュースだと普通の野菜ジュースより糖質控えめなものも多い上、「リコピン」などダイエットに効果的な栄養も摂取できて良いですよ。