実は過去に、うつ病で苦しんだことがあるという飼い主さん。休職し、先の見えないトンネルを彷徨う中で光となってくれたのが、ひまりちゃんでした。 「ひまりと暮らすようになってから症状が回復し、夢だった漫画家になれました」 　在宅ワークは孤独を感じることも多いものですが、お返事とお喋りが得意なひまりちゃんがそばにいてくれるため、日々の中で寂しさを感じることは少ないそう。 　外出先から帰宅する時も、自分を待っていてくれる存在がいることに飼い主さんは大きな喜びを感じます。 「ひまりの優しくて朗らかな性格が大好き。学ぶことも多いです。飼い主とペットは似るとよく言われますが、私とひまりも家族や友人からは似ていると言われます。 　きっと私が、ひまりに似ていった。ひまりには感謝しかありませんし、生き物の力ってすごいなあと、日々考えさせられます」 　飼い主さんの日常を明るく照らし続ける、ひまりちゃん。相思相愛な日常には、これからも穏やかな時間が流れていきそうです。 ＜取材・文／愛玩動物飼養管理士・古川諭香＞ ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】