それから数日後。残業を終えたあかねさんが急いで帰宅していると、家の近くに差し掛かったとき、車のスピーカーからなにやら声が……。 　なんと、「もしもし、優斗く～ん？」と、夫の名前を呼ぶ女性の声が聞こえてきたのです。 「多分、夫はBluetoothの設定をそのままにしていて、自動的に私の車に繋がってしまったんだと思います。ああ、この人はまた他の女に心がいってるんだなと絶望しました」 　あかねさんは帰宅後、すぐに「ねえ、さっきの電話の相手、誰？」と詰問。優斗さんは一瞬たじろぎましたが、まさかの逆ギレ。 「前から頭がおかしい重い女だと思ってたけど、盗聴したんだろ！ こんなプライバシーも何もない家、いられねえよ！」と言い捨て、家を出ていきました。 　あかねさんのもとには離婚届が。裏切られた悔しさやショックはありますが、あかねさんは離婚を受け入れようと思っています。 「自分が結婚をしてみてようやく、結婚はゴールじゃなくてスタートなんだと気づきました。もうあの人はいらない。今度は、浮気してないだろうかと毎日、不安にならなくてもいい相手を見つけたいです」 　車を買い替えたことで幸せになるチャンスも得た、あかねさん。彼女の今後が明るいものでありますように。 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜取材・文／古川諭香＞