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「荷物は自分で持ったことない」登山サークルで“姫扱い”だった32歳女性が、一気に落ちぶれたわけ/びっくり体験人気記事BEST

“姫は女王にはなれない”と言われハッとした

「正直もう辞めようと思って、サークルの副リーダーのおばさんのところに行ったんです。40代後半くらいかな。辞める理由は『人間関係が辛くなった』って伝えました」 すると、今まで姫の行いを見ても黙っていた副リーダーからこんな言葉が……。 遠くを見つめる女性「『あなたね、“姫は女王にはなれない”のよ』って。家に帰ってじっくり考えてみました。結局私より若い子が入ったら、みんな手のひらを返したようにそちらに行ってしまって。そして私のことは放置状態ですよね。 サークルの姫っていう自覚は自分ではありませんよ。でも、冷静に振り返ってみると、若い子に勝てる要素なんてありません。そして女王になるような知識や経験も、人徳だってあるわけじゃないし……。その女性の言葉が痛いくらい沁みました」

人からの好意を“当たり前”と思ってしまっていた

サークルを辞めた今も、ときどきその言葉を思い出して自分を見つめなおしているとか。 勝手に姫としてまつりあげて、いらなくなったら放置する側もどうかと思いますが、人からの好意を“当たり前”と思ってしまう、姫も、姫。 相手の好意を“当たり前のこと”と思った瞬間から、関係がゆがみ始めてしまうのかもしれませんね。 <取材・文&イラスト 赤山ひかる>
赤山ひかる
奇想天外な体験談、業界の裏話や、社会問題などを取材する女性ライター。週刊誌やWebサイトに寄稿している。元芸能・張り込み班。これまでの累計取材人数は1万人を超える。無類の猫好き。
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